空中庭園

評価:
角田 光代
文藝春秋
¥ 551
(2005-07-08)

角田光代さんの「空中庭園」を読みました。

「八日目の蝉」や「対岸の彼女」ほどはおもしろくなかったです。

 

「ラブリーホーム」

「チョロQ」

「空中庭園」

「キルト」

「鍵つきドア」

「光の、闇の」の題名の目次がありますが、

短編ではありません。

主人公は同じ人です。

 

「あたしはラブホテルで仕込まれた子どもであるらしい」から始まる文章は、

一気に読む気を失いましたが、

「空中庭園」は有名は題名なので、

読まずにいたくないので、

読みました。

 

女子高校生が、

例の野猿というラブホに、

同級生の男子と行く場面はやすっぽい話でやだなと思いました。

 

テレビドラマならチャンネルを変えます。

 

浮気をしている父親、

父親の浮気相手と仲良くなる弟。

 

読み終わっても心に残らない内容でした。

 

 

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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 11:36 | comments(0) | - |

対岸の彼女

評価:
角田 光代
文藝春秋
¥ 1,728
(2004-11-09)

角田光代(かくたみつよ)さんの「対岸の彼女を読みました。

角田光代さんの小説は、

「八日目の蝉」が好きで感動しましたが、

「対岸の彼女」もすごく好きで、

のめり込んで読みました。

 

人と付き合うのが苦手で、

いじめにあっていた女の人たちが登場します。

 

友達がいない人はダメ人間みたいな日本の社会ですが、

最近は友達がいなくても悪くないと思えるようになってきました。

 

私自身は、

友達を作るのに、

必死になった時期が2度あります。

 

一度は高校生の時です。

同じ中学から来た人がクラスに一人もいなかったので、

作るのが大変でした。

 

2度目は子供ができてから、

団地の中で、

公園デビューとかがつらかったです。

 

母親から友達がたくさんいる人が素晴らしいというようなことを言われていたので、

子どもにも友達をたくさんできるように頑張ってきました。

 

4番目の子どもが幼稚園の時に、

担任から言われた言葉が今でも残っています。

「T君は一人でも楽しそうに遊んでいるから心配いりません。」

 

ブロックや積み木で楽しそうに遊んでいるとのことでした。

 

その後息子は友達を多く作るタイプではなかったですが、

気になりませんでした。

 

先生の言葉に安心感をもらいました。

そういう先生に出会えてよかったです。

 

他の母親もそういうことを言ってくれる先生に出会えたらいいなと思います。

 

話はハッピーエンドだったのでよかったです。

 

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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 19:54 | comments(0) | - |

おまえじゃなきゃだめなんだ

角田光代さんの「おまえじゃなきゃだめなんだ」を読んでいます。

角田光代さんの小説は長編の方が面白いです。

 

この本は短編集で、

あれ?っと思ううちに終わってしまって、

消化不良です。

 

おもしろくないので、

なかなか先に進みません。

 

135ページまで読みました。

本を読む時間がある時にまた続きから読みたいです。

 

 

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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 16:51 | comments(0) | - |

坂の途中の家

評価:
角田光代
朝日新聞出版
¥ 1,728
(2016-01-07)

角田光代の「坂の途中の家」を読みました。

角田光代の小説で一番おもしろかったのは、

「八日目の蝉」です。

 

今回の本もおもしろかったですが、

怖くもありました。

 

虐待で娘を死なせた母親の裁判で、

裁判員をさせられた女の話です。

 

主人公も同じように、

小さな娘の母親です。

 

裁判の期間の1週間くらいは、

娘を義母の家に預けて、

裁判所に行っていました。

 

娘を虐待したこともあり、

夫との関係がうまく行っていないことに気づき、

主人公の母親との関係がうまくいっていないところも、

被告人の女と重なる部分があり、

自分と夫との関係などもわからなくなってくる。

 

この本を読んで、

気付いたことは、

母親との関係が人生に大きくかかわってくるということです。

 

私も4人の母親なので、

大人になった子どもにも、

心を配らなくてはいけないと思い、

おもわず4人にメールしました。

 

私自身は母親に愛情を注がれたので、

いろんなことに後悔もないし、

人を愛することもできますが、

どこかで、

母親の期待に添いたいと思っていたことにこの年になって気づきました。

 

私の場合は就職です。

 

母親が私になってもらいたい職業をめざして、

何年も挑戦しましたが、

結局ダメでした。

今になって思うと、

私自身はその職業に向いていないと思っていたし、

就きたくなかったのですが、

母親が喜ぶから頑張っていました。

 

今はその職業になれなくてよかったと思っています。

好きではないことを無理してやっていたら、

病気になっていたかもしれません。

 

今は好きなことをしているので、

アイデアや工夫も思いつきます。

 

母親との関係はいくつになってもついてきます。

 

結婚で地元を離れた時に、

私は開放感を感じました。

 

両親の存在はありがたかったので、

生まれ変わっても両親の子供になりたいと思いますが、

自立できたことでらくになったことは感じます。

 

私は子供に、

伝えたい。

 

あなたたちは十分素敵な人たちであり、

素敵な人生を歩んでいることをほこりに思っているし、

これからも応援をしている。

 

母親の私のことをあまり意識しないでいいよ。

私はあなたたちが元気に暮らしてくれれば十分です。

世間体よりも楽しい人生を送って欲しい。

 

近くにいる人を大事にすることが人生で大切なことだと思う。

人を喜ばせることを考える人であって欲しい。

 

私自身も人を喜ばせることを忘れないようにしたい。

 

結婚や人生を考える本でした。

 

角田光代の他の本も読んでみたいと思いました。

 

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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 22:12 | comments(0) | - |

母さんのコロッケ

喜多川奏作「母さんのコロッケ」を読みました。

懸命に命をつなぐ、ひとつの家族の物語。

主人公の秀平は大手の自動車メーカーを辞めて、
塾を経営する。

未来をになう子供たちを育成するという理想をかかげて始めたが、
思ったようには生徒が集まらない。

妻は2人目を妊娠して、
秀平の実家に上の女の子と帰省する。

一人になった秀平は塾に電車で通う途中に、
のどがいがいがして、
のど飴を買う。
その店員が着物を着ていて、
時代錯誤な感じがする。

そののど飴をなめると、
秀平の祖先など家族の夢を見る。
戦争の時代の頃の母の様子などリアルな夢で電車の中で大声で泣き出してしまう。

飴をなめるたびに、
過去の時代をみて、
自分につながる命の大変さを学ぶ。

8月に読んだことで、
戦争の怖さを特に感じました。

生まれたことは奇蹟に近くて、
命は大切だということをみんなに知ってもらいたい。

「こどもは両親に大切なことを伝えるために生まれてくる。
しかもこの子が幸せになるために必要なものはすべて持って生まれてくる。」

大人は子供の進む道を邪魔しないことが大切だと思いました。

じっと応援することがたいせつです。

文中の文章で生きることの意味を考えるきっかけになりました。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 23:58 | comments(0) | - |

七十歳死亡法案、可決


垣谷美雨著「七十歳死亡法案、可決」を読みました。

読み始めは、
そんな法案を考え出した作者に腹が立ちましたが、
家族一人一人を主人公にした話を読んでいくうちに、
それぞれの立場から、
これからの日本の未来について考えるきっかけになり、
だんだん面白くなりました。
最後まで読み終わると、
わりといい小説だと思いました。

みんなが協力しあう日本になったらいいと思います。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 23:34 | comments(0) | - |

あなたの人生、片づけます

垣谷美雨の小説「あなたの人生、かたづけます」を読みました。
垣谷美羽の小説は初めて読みました。

最近読んだ本の中で、
私の一番好きな本になりました。

このシリーズでもっとたくさん書いて欲しいです。

この小説は短編小説集です。

ケース1「清算」
30代のOLが不倫男性との関係のせいで、
汚部屋と化していく。

十萬里が母親のふりをして相手の男に直接電話する。


ケース2「木魚」

木魚職人が妻を亡くしてからやる気が起こらなくなった。
娘の家族は公務員の夫と妻の高校教師。
教師の娘が大庭十萬里に依頼する。

ひきこもりの孫がおじいちゃんの家で共同生活を送り、
それぞれの心の闇が解決してくる

ケース3「豪商の館」

78歳の三枝泳子のために娘が十萬里がに依頼する。
広い大きな家に一人で住み、
いらないモノが多すぎる。
捨てるのが苦手の三枝泳子の場合。


ケース4「きれいすぎる部屋」 

交通事故で息子を亡くした母親の場合。

二人の娘がいるのに、
家事をしない母親。
母親と家族を救うために、
大庭十萬里がどのように解決していくのか、
私も読んでいて涙が出ました。



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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 18:26 | comments(0) | - |

紙の月

評価:
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角田光代の小説です。
NHKのドラマで、
原田知世が主演で、
水野真紀・西田尚美・満島真之介出演で見ました。

人のお金で贅沢な物を買うのを、
読んでいるのも観るのも、
すごく苦手です。

その部分だけ飛ばし読みしたいくらいでしたが、
時間をかけて読みました。

ドラマは録画して、
嫌な部分は早送りで見ます。

角田光代の小説はおもしろいけれど、
犯罪を犯した人の物語は重くて読むのがつらいです。

だからこそ、
先を読みたくなって、
最後まで読み通せます。

衝撃的な小説ですが、
おススメです。

宮沢りえ主演で映画をやっています。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 10:59 | comments(0) | - |

グロテスク

評価:
桐野 夏生
文藝春秋
¥ 2,000
(2003-06-27)

桐野夏生の小説です。

桐野夏生の小説で読んだのは3冊目です。
「OUT」「錆びる心」を読みました。

読みたい本が無かった時に、
どんな小説を読んだらいいのかわからないので、
作者で選びました。
2冊ともおもしろかったので、
桐野夏生の小説ならがっかりしないと思ったので読んでみました。

感想は面白かったです。
でも長編で、
なかなか読み終わらなかったです。
やっと読み終えました。

日本人の母親とスイス人の父親から生まれた主人公の女性は、
美しすぎる妹(平田百合子)に根深く嫉妬して、
意地悪すぎる女です。

冬の寒い日に妹と一緒に帰る時に、
先に入って鍵をかけ、
「おまえなんか死んでしまえ」と言う様な女です。
妹は来た夜の道を一人で戻りました。

両親もその行為に驚いて、
父親の国に帰る時には、

姉が日本に残りたいと言ったので、
姉とは二人だけにしないように妹は連れて行きました。

姉は妹とは離れたいので、
猛勉強をして、
妹の頭では入れないような、
お嬢様学校のQ女子高に入りました。

ところが母親がスイスで自殺して、
父親が再婚をするために、
妹も帰国してきて、
帰国子女枠で、
同じ高校に入ってきました。

売春をしているうわさを聞いた姉は、
妹のことを密告して退学させました。

妹はモデルをしてお金を稼いで暮らしましたが、
年をとって美しくなくなり、
売春をして、
中国人の男に殺されました。

姉の同級生の、
真面目だったOLの佐藤和恵も平田姉妹に影響を受けて、
売春をして、
男に殺されました。

殺人者の中国人の男は、
中国の貧しい家に生まれ、
美しい妹と二人で、
故郷から脱出し、
日本に密入国してきました。

妹は日本に入る前に海に落ちて死にました。

貧しさの描写がリアルで、
読んでいると、
苦しくなってきます。

この小説を読んでいる間は、
心が暗くなるので、
読み終えてよかったです。

それでも内容はおもしろいので、
読んでよかったと思います。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 17:50 | comments(0) | - |

母さんのコロッケ

喜多川奏の小説です。

18年間勤めた大手の自動車メーカーを辞めて、
塾を開く事にした秀平が主人公です。

場所を探して、
やっと塾を開いたが、
生徒は5人しか集まらないで、
貯金はドンドン減っていく。
そのうえ、妻が二人目を妊娠した。

窮地に追いやられた秀平は、
塾に通勤する途中で、
咳き込んだためにコンビニでのど飴を買う。

そののど飴は一つ舐めると、
夢を見せてくれる。

電車の中で舐めたら、
大泣きしてとんでもない事になり、
周りの客が引いた。

夢の内容は、
秀平の祖父たちの戦争の体験がはっきりと見える。


のど飴を舐めるたびに、
いろんな時代の両親や祖父母の実体験が現われる。

戦争体験は死ぬか生きるかの、
大変なできごとだった。

それに比べれば、
自分の今の状況は耐えられるかもしれない。

亡くなった祖父母たちが、
秀平を応援してくれる。

この小説を読んで、
生きる意味を考えた。

息子達にも読ませたい内容だった。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 18:27 | comments(0) | - |