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ガリレオの苦悩

東野圭吾の短編小説です。

娘夫婦も東野圭吾の小説が好きなので、
文庫本を買うと貸してくれます。

最近は忙しくて、
本を読む時間がなかなか取れませんが、
夜眠れなくなった時に読みます。

寝室には2〜3冊の本をテーブルに置いています。

湯川教授は、
テレビドラマの福山雅治を想像しながら読みました。

第1章
「落下る」おちる、
ピザの配達員の三井礼治がマンションに配達に来た時に、
傘をさした男にぶつかった。
あやまれと問答をしている時に、
女が建物から落ちてきた。
女は自殺なのか他殺なのか?
湯川教授に謎を解いてもらう。

第2章
「操縦る」あやつる、
先妻の子どもの邦宏は性格がゆがんでいる。
籍には入れていない後妻の連れ子の奈美恵と幸正の三人で住んでいる。
幸正は湯川教授の恩師である。
元教え子達を呼んだ日に、
邦宏が離れの部屋で突然の事故で死亡した。
二人にはアリバイがある。
証人もいる。
トリックを湯川教授が解き明かしていく。

第3章
「密室る」とじる、
会社を辞めてペンションのオーナーになった藤村に、
友人の湯川教授が呼ばれた。
ペンションで起きた密室殺人事件の真相を解明してもらうためだ。
事件は外で起こったが、
本人の所在を何度も確かめた時には部屋の鍵が掛かっていて、
気配を感じたため、
密室の真相を依頼した。

第4章
「指標す」しめす、
女子中学生の葉月は、
おばあちゃんにもらった水晶で、
占いをする。

金塊を奪った強盗殺人事件が起きた時に、
飼い犬が消えた。

その飼い犬を水晶のダウジングを使って見つける。

ダウジングと犯人探しを湯川教授に頼む。


第5章
「攪乱す」みだす、
湯川教授にライバル心を燃やし、
勝手に湯川教授を恨んでいる男が、
湯川教授の復讐を込めて、
連続予告殺人事件を起こす。

ビルの工事現場で働いていた一人の男を標的にして、
落下殺人を行い、
次に交通事故で他の男を死亡させる。
高速道路を走っている女の人も狙ったが、
命は助かった。

殺人のトリックを湯川教授が解き明かす。

読みやすくて、
面白い小説でした。


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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 10:03 | comments(1) | - |

プラチナデータ

評価:
東野 圭吾
幻冬舎
¥ 1,680
(2010-07)

東野圭吾(ひがしのけいご)の「プラチナデータ」をやっと読み終わりました。

殺人事件が起きて、
通称「電トリ」というものが犯行に使われていた。


警視庁捜査一課の浅間玲司は、
DNA鑑定のプロファイリングで確実に犯人を捕まえるために、
解析員の神楽龍平を紹介される。

進んだ技術で、
モンタージュもよく似てできあがる。
性格や体型もわかるのですぐ犯人が見つかり、
検挙率が上がる。

そのDNA鑑定で、
事件が簡単に解決したが、
「NF13」だけが鑑定からもれてしまう。

その技術を作り出したのは、
蓼科早紀耕作の兄妹。

その兄妹が殺されることで、
捜査が始まるが、
警察庁と警視庁が極秘捜査で対立する。

神楽龍平の二重人格も絡んでくる。

他に登場人物は、
浅間の部下の戸倉、
那須課長、
直接の上司の木場。

鑑識責任者の田代。
警察庁の特殊解析研究所の志賀孝志

白鳥里沙(アメリカから来た解析員)。

蓼科兄妹がいた病院の警備員の富山

水上教授。
スズラン

最後まで、
誰が味方か敵かわからないので、
緊張しながら読みました。

意外な人が犯人でした。

人にとって、
自然がいいのか、
科学の進歩が必要なのか考えるきっかけになる小説です。


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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 13:26 | comments(0) | - |

同級生

評価:
東野 圭吾
講談社
¥ 700
(1996-08-08)

東野圭吾の本はたくさん出ているので、
どの本を読んだのか自分でもわからなくなります。

このブログ「白い本棚」を見て確認する状態です。
下書きにもなかったので、
読んでいないようです。

ところが、
途中で犯行の手口がわかりました。
なぜ?
ドラマになったのでしょうか?
以前に後ろの部分だけ読んだのでしょうか?

自分の行動が理解できない。

内容は、
主人公の妹の春美のことから始まる。
最後まで読むと、
この妹の話が鍵を握ることがわかってくる。

読み始めはさらりと読んでしまう事実だ。

主人公の西原荘一は高校の野球部のキャプテン。

野球部のマネージャーの宮前由希子が交通事故で死ぬ。
由希子は妊娠をしていて、
子どもの父親は西原だった。

全体的に主人公は正義感のあるいいヤツのように書かれているが、
いやなヤツだと思った。
主人公をいやなヤツだと思ったのは初めてだ。

登場人物は、
同級生の水村緋絽子、
野球部マネージャーの楢崎薫、
野球部員で由希子を好きな川合一正。
学校から目をつけられている篠田進。
第一発見者の中尾。

教師の御崎藤江、灰籐。
担任の石部。

県警本部捜査一課の佐山、
所轄の溝口巡査部長。

生意気な高校生が、
自分のしたことを棚にあげて、
悪いのは企業や社会だと言っているようで、
後味の悪い小説です。
私はこの小説は好きではないけれど、
東野圭吾の小説は好きなので、
もっとたくさん読みたい。


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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 11:28 | comments(0) | - |

カッコウの卵は誰のもの

最近は小説を読み始めて2週間経っても読み終わらないことがほとんどです。
それほどおもしろい小説に出会わなかったからです。

しかし、
この小説は面白くて2日で読み終わりました。
先へ先へと内容を知りたくなるのです。

東野圭吾の小説はどれも本当におもしろい。

カッコウという鳥は「托卵」をする。

他の鳥の巣に卵を産んで、
その巣の卵を外に捨てる。

他の種類の鳥に自分の卵を温めさせて雛を孵(かえ)させる。

才能ある女性スキーヤーの卵が、
父親と信じている人が本当の親でないということから、
この小説は始まっていきます。

そのことを知った父親の苦悩。

それでは誰が母親なのか、
真実がだんだんと明かされていきます。

真実を知りたくて読みすすめているうちに、
あっという間に読み終わってしまいました。

おもしろいです。


緋田宏昌(ひだひろまさ)・・・・・育ての親
緋田風美(ひだかざみ)・・・・・スキー選手
柚木洋輔(ゆずきようすけ)・・・・研究者
上条伸行(かみじょうのぶゆき)・・・・・実の父親
上条文也(かみじょうふみや)・・・・・伸行の息子(白血病)

構成が上手だと思います。

オススメします。


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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 11:04 | comments(0) | - |

嘘をもうひとつだけ

東野圭吾の短編小説集です。

「嘘をもうひとつだけ」
「冷たい灼熱」
「第二の希望」
「狂った計算」
「友の助言」

この4つの話が入っています。
いずれも加賀刑事が出てきます。

「嘘をもうひとつだけ」
バレリーナの寺西美千代が主人公です。
早川弘子の死体が自宅マンションの植え込みから発見された。
7階のバルコニーから落ちて死亡したとみられる。

創作バレエの作者と振り付けは寺西美千代の亡きご主人(寺西智也)。
作曲は新川祐二として発表されている。

本当の振り付けは松井要太郎。
病気で亡くなったので、
寺西が振り付けをする。

その振り付けに事件の真相が隠れている。


「冷たい灼熱」
赤ん坊が消えている。
妻が自宅で死んでいた。

真夏の駐車中の車の中で、
子どもを死なせる事件が新聞に載ることがある。

「第二の希望」
主人公は楠木親子。

娘は器械体操をしている理砂。

死体は毛利周介。
母子のの自宅から発見される。

母親は離婚して毛利とは恋人関係。

「狂った計算」
主人公の奈央子のご主人は車の事故で死んだ。
奈央子は夫との折り合いが悪く、
不倫をいていた。
家の定期点検をする中瀬が相手だが、
中瀬は行方不明になっている。

「友の助言」
加賀刑事の友人の萩原保が主人公。
多分、睡眠薬の所為で、
運転中に大事故に会った。
自分の身が心配になった萩原が加賀に会う約束をしていた日だった。

本人は命を取り留め、
犯人の心当たりがあるが、
そのことに向き合えないでいる。
加賀も犯人を推測して、
助言する。

おもしろい話でした。


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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 14:23 | comments(0) | - |

赤い指

評価:
東野 圭吾
講談社
¥ 1,575
(2006-07-25)

東野圭吾の小説です。

読みたい本が無い時には東野圭吾のまだ読んでいない本を探します。

少し読むと犯人や犯行がわかってきます。

犯人の家族がすぐに警察に連絡すればいいのに、
家族をかばって犯行を隠そうとします。

そこまで読んだらこの人たちは、
どうするつもりなのか、
恐くなってきます。

他の人に罪をなすりつけようとしているのが伝わってきます。

読むのが恐くなってきましたが、

救われるのは、
刑事が、
加賀刑事だということです。

「新参者」で活躍した刑事と同じ名前なので、
きっと正しい解決をしてくれるはずです。

それを信じて読み進めていきました。

東野圭吾は視点がすばらしいです。

犯人の家族の気持ちや様子から書かれた文は、
他の本ではあまりないです。

東野圭吾はそういう視点から入っていくので、
引き込まれます。

ドラマを観ているように、
阿部寛の顔と声を浮かべながら読みました。

この小説の中には、
老人介護やいじめの問題、ひきこもり、嫁姑問題、
父親の権威など家族の問題が盛り込まれています。

盛りだくさんの内容なのに、
解かりやすく構成されていて、
読みやすくてあっという間に読めました。


嫁の八重子が一番問題の人だと思いました。
思いやりがある人だったらこんな事にはならなかったでしょう。

こういう家庭は現代の日本に多そうです。

子どものいる人に読んで欲しい本です。



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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 21:51 | comments(0) | - |

パラドックス13

評価:
東野 圭吾
毎日新聞社
¥ 1,785
(2009-04-15)

東野圭吾の小説のファンです。
この人のたくさんの小説を読みましたが、
がっかりした本はないです。

パラドックスってどんな意味?と息子に聞いたら、
「矛盾」と教えてくれました。

3月13日午後1時13分13秒から13秒間、
地球にp−13現象が起こるという内容です。

時間のひずみができて、
その13秒間に死ぬととんでもないことが起こるらしい。

その13秒間に関わった人たちが時間空間で出会って、
アドベンチャーを続けます。

出会ったのは13人で、
☆久我誠哉(くがせいや)・・・兄 警察キャリア、
久我冬樹(ふゆき)・・・弟 警察官、
白木栄美子(しらきえみこ)・・・・離婚して娘と二人暮し、
白木ミオ・・・子ども、
☆新藤太一(しんどうたいち)・・・食いしん坊な男、
☆小峰義之(こみねよしゆき)・・・・大手建設会社、
☆戸田正勝(とだまさかつ)・・・小峰の上司、
中原明日香(なかはらあすか)・・・女子高校生、
☆山西茂雄(やまにししげお)・・・・老夫婦の夫、
☆山西春子(はるこ)・・・・・妻、
富田菜々美(とみたななみ)・・・看護師、
勇人(ゆうと)・・・・赤ん坊(マンションで発見)
河瀬(かわせ)・・・・・ヤクザ(ホテルで出会う。インフルエンザにかかっている)

4月18日午後1時13分13秒に再びエネルギーの波が地球を包む現象が起こる。

その時にどうしたら元の世界に戻れるのか、
それとも今の世界で出会った人たちで、
新しい世界を作っていくべきなのか、
はらはらドキドキしながら読みました。

途中インフルエンザが流行りだした文章の所では、
こちらも寒くて風邪をひきそうになりました。
私は影響されやすい性格です。

地震や地殻変動の場面では、
私まで精神的に弱くなってしまいました。
次に読む本は明るい本がいいです。



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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 08:54 | comments(0) | - |

新参者

評価:
東野 圭吾
講談社
¥ 1,680
(2009-09-18)

東野圭吾の小説のファンです。

読みやすくて面白い。

ミステリー小説です。
主人公は加賀恭一郎という刑事のようです。

殺害されたのは、
三井峯子。
離婚をしてマンションで一人暮らしをしていた女性です。

第一章  煎餅矢の娘

第二章  料亭の小僧

第三章  瀬戸物屋の嫁

第四章  時計屋の犬

第五章  洋菓子屋の店員

第六章  翻訳家の友

第七章  清掃屋の社長

第八章  民芸品屋の客

第九章  日本橋の刑事

一章ごとに登場人物と事件の内容が明らかになっていく訳ですが、
その登場人物たちの、
事件とは無縁の悩み事を解決していく加賀刑事がすばらしい。

人はそれぞれに悩み事を抱えている。
姑と嫁の問題だったり、
親子関係が上手くなかったり、
事件とは関係ない悩みを持っている。

加賀刑事が聞き込みをしながら、
いろんな事情を相手に教えてあげる事により、
今まで疎遠だった親子関係が上手く行きそうな気配が出てくる。

犯人の家庭事情、
上杉刑事の家庭の事情など、
ずっとひっかかっていた心の棘まで抜いてくれるような加賀刑事の思いやりが、
犯人探し以外にもこの小説を素敵なものにしていて、
読んでいるのが楽しくなる。

この本をわが息子に薦めた。


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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 20:41 | comments(0) | - |

流星の絆

評価:
東野 圭吾
講談社
¥ 1,785
(2008-03-05)

二宮和也がTVドラマで演じていました。
おもしろくて毎週欠かさずみました。
ドラマや映画で観た後に本を読むと登場人物の顔や声が想像できるので、
入り込みやすいです。
内容を知っているから、
最初はつまらないと思いましたが、
読み始めたら、
東野圭吾の文は惹きつけるので、
夢中になってしまいました。

TVは宮籐官九郎の演出で喜劇ぽい場面がありましたが、
本は真面目でした。
それでも静菜に騙された高山という男が、
行成に脅される場面はTVの場面を思い出して、
声を出して笑ってしまいました。

TVの要潤も読んでみるとピッタリの配役だったように思います。
TVの感動がまたよみがえって良い時間が持てました。

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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 08:51 | comments(0) | - |

どちらかが彼女を殺した

東野圭吾の小説は好きです。
文章も構成も上手だといつも思います。
殺人事件の話です。
女と男のどちらかが犯人なのですが、
最後まで書いてありません。
ヒントはいくつか書かれていたので、
ゴミ箱の所を読み直してみたり、
いろんなページを読み直してみましたが、
よくわかりません。
誰か教えてください。

もともと、この本は他の人のブログで紹介されていて、
犯人は書かれていないとあったので、
私が探してみようと、
読み始めたのですが、
長い小説です。
もう一度最初から読み直せば、
ヒントは解かっているのですからわかるかもしれませんが、
もう一度読み直す気にはなれません。

なんと!この文庫本にはヒントの解説が書かれていました。
それにもはっきり犯人の名前は書かれていません。

この文庫本には字が一文字抜けて書かれているので、
難易度が高いそうです。

私は推理小説は苦手なのでよく解かりませんが、
後ろのヒントを読んで、
多分この人だろうというのは見当をつけました。
確信を持ちたいので誰か教えて欲しいです。


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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 16:44 | comments(0) | - |