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オリンピックの身代金

評価:
奥田 英朗
角川グループパブリッシング
¥ 1,890
(2008-11-28)

奥田英朗のファンです。
この人の小説はみんなおもしろいです。

ドラマを観ているようでおもしろかったです。
長編なので、
なかなか読み終わらなくて、
何日もかかりました。

題名がおもしろいです。
オリンピックが誘拐されたわけではありません。
オリンピックを妨害するために爆弾を仕掛けて身代金を取ろうとする話です。
昔の東京オリンピックの年の話です。

犯人は東大生の島崎国男です。
ハンサムで背も高く、
筋肉質に変わったので、
女にモテます。

そんな男が犯行をしなくてもいいのに、
どんどんそんな方向に行ってしまいます。
ヒロポンという麻薬を打ったり、
おかしな男です。

電車のスリの村田と共謀して動き回ります。

内容は、
犯人の立場で書かれたり、
警察側の落合昌夫のようすで書かれたり、
警察側のオリンピックの責任者の息子の、
須賀忠(すがただし)のようすで書かれたりしているので、
みんなが主人公のようで、
みんなを応援しながら読んでしまいました。

たくさんの登場人物を上手に生かして書いているところがこの作者の上手な所です。

ドラマや映画になったら、
山下智久が一番似ていると思います。
年齢も24歳位、
ハンサム、
最初は細くて弱そうだが、
労働をして筋肉質になるところも演じられると思う。
もしもドラマになったら必ず見たい。


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posted by: 本の虫 | 奥田英朗 | 14:11 | comments(0) | - |

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