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あふれた愛

読書に飢えていて、
小説が読みたかった。

家にある文庫本の本棚からこの本を探しました。

読書家の姉にもらった本だと思います。

天童荒太(てんどうあらた)の本は、
重そうで、
今まで避けて来ましたが、
短編小説なので読んでみました。

この本の中には4つの短編が入っています。

一つの話なら面白いので惹き込まれて、
短時間で読めます。

「とりあえず、愛」

主人公の武史は莎織の夫で、
赤ん坊のなつみの父親。

妻の莎織は育児ノイローゼ気味でも頑張っている。
武史は優しい言葉もかけず、
心の中で妻を非難している。
自分自身も働きすぎで体を壊しているのに、
相手を思いやれない。

妻が求めていたのは優しさなのに、
それがないので離婚する。

離婚の後に武史が倒れて入院する。

こんなに優しさのない男は私の周りで見たことがない。
奥さんはいい人過ぎるからこんな男が合うのだろうか。
主人公に腹立たしさを覚え、奥さんが気の毒になった。


「うつろな恋人」
ストレスケアセンターに入院している男と、
喫茶店でバイトをしている少女の話。

この主人公の男の自分勝手さにも読んでいて腹が立った。



「やすらぎの香り」

精神科の病院に入院していた女と男の話。

うつ病になると、
こんなふつうの言葉が出なくなるのかと歯がゆく思った。
読み終わったら、
いろんな人のいる世の中だから、
人に優しくしようと思った。


「喪われゆく君に」

コンビニでバイトしている19歳の男の前で、
サラリーマンの客が突然倒れ、
病院に運ばれたが死んだ。

死んだ男の妻と、
コンビニの店員のふれあいの中で、
妻は立ち直り、
店員も自分の生活を見つけていく。
4つの中で読むと一番元気が出る話。

いい小説なので、
皆さんにオススメします。
今の日本にはうつ病など心の病を抱えた人が多い。
読むと人に優しくなれると思います。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者た行) | 09:48 | comments(0) | - |

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