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そこへ行くな

評価:
井上 荒野
集英社
¥ 1,680
(2011-06-24)

井上荒野の短編小説です。

7つの小説が入っています。

1)「遊園地」

純一郎さんは太郎と行ったバザーでケーキを買った。
そのケーキにそば粉が入っているのを気づかずに食べて、
呼吸困難を起こし病院に入院した。

純一郎さんは携帯を2つ持っている。
会社から純一郎さんの携帯に電話がかかってきた。
純一郎さんは今出られないので、
私が出たら、
奥さんですかと言われた。
籍には入っていないが「そうです」と答えた。
電話に出たことを純一郎さんに話したら、
ぎょっとした顔をした。

純一郎さんは、
私とは正式に結婚をしていない。
出張が多くて、
毎日家に帰ってくる生活をしていない。

今まで何の疑いも持った事がなかったのに、
純一郎さんの秘密を見つけてしまった。

見つけた秘密の事を私からは言えないまま、
家族3人で遊園地に行く。
小学生の太郎は初めての遊園地にはしゃいでいる。

純一郎さんははしゃぎすぎだと言うが、
太郎は初めてだからしかたがないと言ったら、
純一郎さんは何も言わない。

純一郎さんはこの遊園地の乗り物をよく知っているようだ。

結婚しましょうと私が言ったら、
純一郎さんは・・・・・。


2)「ガラスの学校」

匡子(きょうこ)の母の葬儀に、
夫の聡彦(としひこ)は来なかった。

匡子は妹の亜樹とは仲がよくなかったが、
本当の事情を話したら、
話し合いに一緒に行ってくれた。
聡彦が匡子と別れたい理由がわからない。


3)「ベルモンドハイツ401」

30代の紫野、
ベルモンドハイツに住んでいる梨花子、
不動産屋の紀之、
中学校教師の誠二、
チャーリーこと英男の5人は、
中学校の同級生で、
校舎取り壊しのことをきっかけに集まり、
梨花子の家に集まった。

そこで起きた事件がそれぞれの心に後を引く。


4)「サークル」

大学生の高畠頼友は、
バンドをやっている。
声がすごく素敵で、
早苗と藍と慈子(いつこ)の三人は隠れたファンだ。

頼友は思うように売れなくて、
万引きで捕まってしまう。

5)「団地」

36歳の恩田可奈(おんだかな)は、
夫の彗(けい)と古い団地に引っ越してきた。

団地はおばあさんとおじいさんばかりだ。

団地であみぐるみのサークルの先生をすることになった。

ネットに悪口を書き込みされてしまったり、
なんだかゆるい不安がある物語で、
最後もゆるい終わり方だった。


6)「野球場」

K公園の貸しグラウンドで野球の練習をしているチーム「BADS」は、
公園の事務員の紙山幸恵のせいで、
チーム「MONEYS」とダブルブッキングしてしまった。
本人の紙山幸恵は姿が見えない。
終わり方はあいまいな感じで私にはスッキリしなかった。


7)「病院」

主人公は、
中学1年の龍。
同じクラスの有栖川泉は太っていて、
絵の上手い女の子。
東京から越してきて、
その体型などのせいなのかいじめにあっている。

龍は女子に人気のある容姿をしている。

龍は今はいじめられない位置にいるが、
そうならないように努力もしている。

女の子に告白されてつきあっている。

泉がいじめが原因で階段から落ちて骨折して、
入院した。

その頃、
龍の母親が癌で入院した。
母は末期で、
龍は泉が入院している同じ病院に母の見舞いに行っている。

最後の龍の決心がよかった。
この短編小説の最後が「病院」でよかった。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 12:20 | comments(0) | - |

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