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静子の日常

評価:
井上 荒野
中央公論新社
¥ 1,470
(2009-07)

JUGEMテーマ:小説/詩
井上荒野さんの小説です。
 70過ぎたおばあちゃんの静子が、
 関わった人に対して、
 ちょっと素敵なことをする話です。 
悪い人を作らない工夫が読んでいて、
 すがすがしい気持ちになります。
 次はどんなことをして、
 人をさりげなく救うの?と、 
次々期待しながら読み進めてしまいます。
 一つ一つのエピソードに題名がついているので、
 読み終わっても、
 題名を見れば、
 ああ、こんな話だったと思い出せます。
 井上荒野さんのファンになりました。
 他の本も読んでみたくなりました。
 「プール」
 75才の静子は、
 今までに一度も泳いだことがないのに、
 夫が死んで未亡人になってから、 
プールに通い始めました。 
 「この頃」
 同居している嫁の薫子の話です。
 高校生の娘のるかのことも最近よくわからないし、
 義母の静子はスポーツクラブに通い始めたけれど、
 本当に行っているのだろうか? 
プールに見にいったら、
 静子に会ってしまった。
 静子は驚いた様子もなく、 
微笑んで、
 他の人たちと行ってしまった。
 義母とは悪くない関係だ。 
「缶ビール」
 夫が生存中はお酒を飲まなかったが、
 通夜の席からビールを飲んだらおいしかった。
 今まではしたことがなかったが、
 自動販売機で缶ビールを買った。 
「バーボン」 
るかのあこがれている人はプロレスラーのバーボン鷲田だ。
 新聞配達のお兄ちゃんがちょっと似ている。 
るかは高校では部活に入れなかった。
 入部テストで落ちた。 だから暇で、
 同じ名前のバーボンを買ってみた。
 こっそりベッドの下に隠した。
 「パソコン」
 静子は息子の愛一郎をあやしいと思っている。
 自宅でこっそり使っているパソコンを調べたら何かわかるかもしれない。
 新聞配達のお兄ちゃんと仲良くなって、 
パソコンを教えてもらった。
 「イモダンゴ」
 「香水」 
「まあまあ」
 「猿」 
「指名」 
「多忙」 
「パフェ」
 「爪切り」
 「強風」 
「バタフライ」 
「責任」 
「理解」 
「クリスマス」 
「成長」
 「余白」
 「バス旅行」 
「王道」
 「カゴ」 
「海苔」 
「昼ビール」 
「リクエスト」 
「桜」
 人の悪口は言わない。 
命令もしない。 
若い男の子とも仲良くなる。
 不倫をして陰口をたたかれている女をさりげなく助ける。
 なかなか痛快なおばあちゃんだ。
posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 12:50 | comments(0) | - |

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