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評価:
さだ まさし
幻冬舎
¥ 1,646
(2013-07-18)
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さだまさしさんの長編小説です。
400詰め原稿用紙で592枚も書いたそうです。
歌手なのに、
さだまさしさんはすごいなと感心しました。
ケニアで戦争中の人助けの医療に対して、
真摯に挑む主人公の航一郎。
明るく気さくで、
現地の人にも打ち解けて好かれる主人公の姿に、
周りの人の心も変わってくる。
人の心を良い方向に導いていく姿が感動的だった。
彼がいなくなってから、
何年も経って、
航一郎が助けた少年(ンドゥング)が医者になり、
東日本大震災で、
治療しながら人の心を応援してく。
震災で人を元気にしていった木場さんの姿の中に、
航一郎の姿を思い出す。
心のバトンがつながっていく場面で、
感動で泣いてしまった。
人間は心の持ち方で、
周りを明るくできると思った。
窮地に陥った時、
明るい考え方をしようと思った。
この小説は、
大沢たかおさんから、
物語を書いてくれと言われて書いたそうだ。
読みながら、
航一郎の姿を大沢たかおのイメージで読んでみたら読みやすかった。
さだまさしさんの「解夏」を読んでみたいと思った。
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