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絶唱

評価:
湊 かなえ
新潮社
¥ 1,512
(2015-01-22)

湊かなえの小説です。

4編の短編小説が、
トンガと尚美さんと阪神大震災につながっています。

「楽園」
雪絵と毬絵という双子の女の子の一人が主人公です。
阪神大震災で、
片方が亡くなった。

母親は反対の方の子供が生き残って欲しかったから、
子供の名前をわざと間違えて、
お墓の名前まで反対にする。

生き残った方は相手の名前で生きることになる。

その苦しさからトンガに来て尚美さんに会う。

「約束」
主人公は理恵子。
柏木宗一の元婚約者。
彼の何でもできて上から目線で、
暴力もふるわれた。
子供をおろして欲しいと言われた。

彼といるとつらくなり、
別れたくなったからトンガに来た。

その彼がトンガまでやってきた。

震災の時に亡くなった共通の友人との約束を、
彼は最後に果たしてくれる。


「太陽」

「楽園」に登場してきた花恋(かれん)ちゃん5歳の母親(杏子)が主人公。

日本に住んでいたころの話。

震災で父親を亡くしたが、
頑張って大学にも入った。
ボランティアで児童養護施設に手伝いに行き、
トンガ人のセミシさんに出会う。
心が癒される。

ボランティアの時に知り合った学生の子を身ごもったが、
相手はいいかげんな男だった。

シングルマザーになり、
一人で頑張ってきたが、
周りからは批判を受け、
リセットのためにトンガに来て、
尚美さんに会う。

できればセミシさんに会いたかったが、
セミシという名前はトンガにはたくさんいて見つからなかった。

意外なところで見つける。
これも縁だ。

「絶唱」

震災の時に友人を亡くした。
推理小説新人賞を受賞し、
世話になった尚美さんに宛てて書いた手紙が、
物語です。

震災で友人を亡くしたことで、
友情についてや自分のことを考える。

トンガに行って、
尚美さんにものを書くことを勧められ、
人を紹介される。

毬絵さん、
理恵子さん、
杏子さんに会い、
小説を書く。

湊かなえさんの小説は、
傷ついた人や犯罪を犯した人の心と少し向き合う内容です。
心を病む経験をしていない人に、
違った角度からの見方もあることを教えてくれる。


JUGEMテーマ:小説/詩
posted by: 本の虫 | 小説(作者ま行) | 15:25 | comments(0) | - |

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