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坂の途中の家

評価:
角田光代
朝日新聞出版
¥ 1,728
(2016-01-07)

角田光代の「坂の途中の家」を読みました。

角田光代の小説で一番おもしろかったのは、

「八日目の蝉」です。

 

今回の本もおもしろかったですが、

怖くもありました。

 

虐待で娘を死なせた母親の裁判で、

裁判員をさせられた女の話です。

 

主人公も同じように、

小さな娘の母親です。

 

裁判の期間の1週間くらいは、

娘を義母の家に預けて、

裁判所に行っていました。

 

娘を虐待したこともあり、

夫との関係がうまく行っていないことに気づき、

主人公の母親との関係がうまくいっていないところも、

被告人の女と重なる部分があり、

自分と夫との関係などもわからなくなってくる。

 

この本を読んで、

気付いたことは、

母親との関係が人生に大きくかかわってくるということです。

 

私も4人の母親なので、

大人になった子どもにも、

心を配らなくてはいけないと思い、

おもわず4人にメールしました。

 

私自身は母親に愛情を注がれたので、

いろんなことに後悔もないし、

人を愛することもできますが、

どこかで、

母親の期待に添いたいと思っていたことにこの年になって気づきました。

 

私の場合は就職です。

 

母親が私になってもらいたい職業をめざして、

何年も挑戦しましたが、

結局ダメでした。

今になって思うと、

私自身はその職業に向いていないと思っていたし、

就きたくなかったのですが、

母親が喜ぶから頑張っていました。

 

今はその職業になれなくてよかったと思っています。

好きではないことを無理してやっていたら、

病気になっていたかもしれません。

 

今は好きなことをしているので、

アイデアや工夫も思いつきます。

 

母親との関係はいくつになってもついてきます。

 

結婚で地元を離れた時に、

私は開放感を感じました。

 

両親の存在はありがたかったので、

生まれ変わっても両親の子供になりたいと思いますが、

自立できたことでらくになったことは感じます。

 

私は子供に、

伝えたい。

 

あなたたちは十分素敵な人たちであり、

素敵な人生を歩んでいることをほこりに思っているし、

これからも応援をしている。

 

母親の私のことをあまり意識しないでいいよ。

私はあなたたちが元気に暮らしてくれれば十分です。

世間体よりも楽しい人生を送って欲しい。

 

近くにいる人を大事にすることが人生で大切なことだと思う。

人を喜ばせることを考える人であって欲しい。

 

私自身も人を喜ばせることを忘れないようにしたい。

 

結婚や人生を考える本でした。

 

角田光代の他の本も読んでみたいと思いました。

 

JUGEMテーマ:小説/詩

posted by: 本の虫 | 小説(作者か行) | 22:12 | comments(0) | - |

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