有川浩の「レインツリーの国」を読みました。
有川浩は男だと思っていたら結婚している女性でした。
主人公の向坂伸行(さきさかのぶゆき)はネットでは伸(しん)と名乗ことになる。
ネットで知り合った二人はお互いに惹かれていくが、
相手のひとみは事情があって、
会うことを渋る。
伸のせりふは女が言われたらうれしいような言葉が多い。
関西人は言葉が豊富でうらやましい。
若い男たちもこんな風に言葉をあやつれたら、
もっとモテるのにと、
若い人によませたいと思った。
てっきり男の人が書いた物語だと思って読んでいた。
この物語は他の小説にもつながってると書かれていたので、
有川浩の他も読んでみたくなった。
いろんな種明かしをしてみたい。
聴覚障害の人の物語。
JUGEMテーマ:小説/詩
評価:
佐々木 正美,相田 みつを 小学館 ¥ 1,728 (2016-09-30) コメント:心にしみる言葉がありました。 |
佐々木正美著、相田みつを書。「自分の番を生きるということ」を読みました。
相田みつをの本は何冊か持っています。
その本の中に出てくることばもありました。
子育ての時には気づかなかった言葉が今は身に沁みます。
「親は、自分の子供が何かがよくできることを期待し、
それを喜びに生きるのではなく、
子どもをしあわせにする喜びに生きがいを見出しながら生きよう」
当たり前の言葉ですが、
自分はそうできなかった時があり、
後悔しています。
娘は佐々木正美さんの講演を聞いたことがあるそうで、
いい子育てをしてるようで、
安心しました。
]]>垣谷美雨(かきやみう)「老後の資金がありません」を読みました。
節約が下手で見栄っ張りな主婦がパートを首になり、
夫まで仕事を首になる。
夫の実の妹とは舅の葬儀や、
姑への送金9万円のことで、
もめて、
生活のお金や減っていく貯蓄のことで、
先行きが不安になっていく。
娘の結婚式代まで300万以上親が払わされることになり、
読んでいて、
イライラしてくる。
結婚した娘の家庭の様子が気になり、
次はどうなるのかと、
読み進めずにはいられなくなるような展開で、
内容はおもしろかった。
垣谷美雨の小説をもっと読んでみたいと思った。
]]>「君たちはどう生きるか」吉野源三郎著を読みました。
本屋に行った時にこの題名の漫画が人気1位で山積みされていました。
パソコンで検索してこの小説を知りました。
子供用なので、
字が大きくて読みやすかったです。
昭和の頃に書いたものなので、
現在は規制がありそうな文も書かれていました。
ナポレオンを崇拝する勝子さんの言葉は、
戦争を肯定するようにもとれるので、
子どもに読ませてもいいのかなと思いました。
これからどう生きるか、
私も子供の頃に読んでいたら、
生き方をもっと深く考えたかもしれません。
職業について広がった考えを持てたかもしれません。
自分の人生に後悔はないですが、
違う生き方をしていたかもしれないと思いました。
深くは読み取れませんでしたが、
次は漫画を読んで、
理解を深めたいと思いました。
]]>池井戸潤の「かばん屋の相続」を読みました。
短編小説集です。
銀行員と中小企業の話です。
「十年目のクリスマス」
神室彦一社長が10年前は目が血走って、
資金繰りに大変だったはずなのに、
今すれ違った彼は羽振りがよかった。
確かあの時は・・・。
それなのに・・・。
真相を銀行員が調べるが、
後をつけて、
車の中から見た姿は、
孫と戯れる彼を見て・・・。
「セールストーク」
北村由紀彦が部下の江藤と訪れた小島印刷の融資を承諾しなかったのは、
支店長の田山だ。
窮地に陥った小島印刷が借りた相手は、
なんと!
真相を調べていた北村は、
考え抜いたあげく出した結論は・・・。
「手形の行方」
女性にもモテる若手の堀田が、
預かった手形を失くした。
堀田は犯人をわかってきたが、
何も言わない。
真相を調べた伊丹が気付いた。
「芥のごとく」
土屋年子社長は気のいい頑張り屋のおばさん。
山田一という新人銀行員が応援したくなるような人。
窮地に陥った土屋社長の方法は・・・。
「妻の元カレ」
結末はハッピーエンドではないけれど、
新しい人生はその人次第だと思う。
「かばん屋の相続」
現実の鞄屋の相続問題がニュースになった。
同じような結末。
場所は京都ではなく、
大田区。
]]>どこかでオススメだったので読んでみました。
「就職相談員蛇足軒の生活と意見」松崎有理。
架空の話のようで、
現実感がなく、
いつになったらおもしろくなるのか期待しながら読みましたが、
最後までおもしろいところもなく、
感動するところもなく、
どうしてこの話が本になったのかわかりません。
この本のおもしろさをだれか教えて欲しいくらいです。
蛇足軒という嘘術の家元と、
その秘書に就職したシーノという女の話。
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佐藤多佳子の「しゃべれどもしゃべれども」を読みました。
1万円でその人に合った本を紹介してくれる本屋さんが、
テレビで紹介されていました。
その本屋さんが選んだ本たちの中にこの本がありました。
しゃべることが苦手な4人が落語家の家に来て、
落語を習います。
最初は仲が悪くて喧嘩をしていましたが、
次第に友情が芽生えていきます。
小学生に、
元劇団員に、
テニスコーチに、
元野球選手です。
人物も個性豊かな人たちです。
泣ける部分がいくつかあり、
感動する小説でした。
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板倉俊之の「月の炎」を読みました。
半分くらいはたいしておもしろくなくて、
読むのを辞めようかと思いましたが、
読み進めていくと、
事件(放火)が起こり、
犯人探しに興味が湧いてきます。
主人公の人柄に最後は泣けました。
泣ける小説としておススメします。
児童が主人公なので、
児童書なのでしょうか?
大人が読んで十分満足する内容です。
父親が消防士で、
仕事中の火災で亡くなります。
母と妹の三人暮らし。
弦太という小学生が主人公です。
]]>阿川佐和子の「正義のセ3」を読み終わりました。
「2」で明日香という小学校の同級生だった新聞記者の記事に、
追い込まれて終わっていたので、
続きが気になっていました。
明日香の子供のころからの様子から書かれて、
最初は凜々子が出てきません。
そして次第に現在になっていきます。
刑事ものの話は解決すから好きです。
ドラマもおもしろかったです。
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吉高由里子主演でドラマが始まります。
阿川佐和子が書いた小説の2を読みました。
今回の方が事件ぽくて、
結末が知りたくて、
どんどん読めました。
終わり方も次を早く読みたくなるほど、
おもしろいです。
]]>阿川佐和子の「正義のセ」を読みました。
もうすぐドラマが始まるので、
その前に頑張って読み終わりました。
おもしろかったです。
]]>佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」を読みました。
佐藤さんははっきり物を言う人です。
エッセイは言いたいことを言うので、
読むとスカッとします。
皮肉も書かれていて、
くすっと笑ってしまう場面もあります。
子育て中の人も参考になりそうです。
私も今はなるほどと思いますが、
子育て中は聞く耳を持たなかったかもしれません。
親のキモチで育てることなく、
子どものキモチになっていたら、
別の育て方をしたかもしれないと思いました。
私も年をとったから共感できるのかなあ?
読みやすいし、
わかりやすいので早く読めます。
この本は若い人にもススメたいです。
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トーン・テレヘンの「ハリネズミの願い」を読みました。
新聞に公告が載っていたので、
おもしろそうだと思って図書館で借りたのですが、
私には合っていませんでした。
この本の良さが見つかりませんでした。
作者はオランダで有名な作家です。
文学賞を多数獲得しています。
そういう人が書いた本だから、
私には合わないのかも。
「臆病で気難しいあなたにおススメの本です。」と本のカバーに書かれていました。
臆病なハリネズミが誰かを家に招待したいから、
みんなに手紙を書きますが、
不安にかられて出すことができません。
たくさんの動物たちを順番に想像して、
結局何も行動せずに、
ずっと話が続いていきます。
同じことの繰り返しにイラッとしてきます。
飛ばし読みをしても同じような内容です。
この本が人気の理由がわからないくらいです。
でもきっと、
臆病で気難しい人には、
共感できる部分があるのだろうな。
いろんな人がいることはいいと思うので、
こういう本があるのもいいと思う。
JUGEMテーマ:最近読んでる本
他の人のブログで紹介していたので、
読みました。
薄い本なので、
読みやすかったです。
やまんば娘のゆう(由布)は行方不明の父親を探しに、
人間の町に降ります。
そこで知り合った人たちとふれあいながら、
人間たちの折れた心を回復させていく物語です。
ファンタジーです。
読後感はよかったです。
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評価:
アストリッド リンドグレーン 岩波書店 ¥ 778 (2007-05-16) コメント:大人も子供も楽しめる本です。怖くて楽しいので、ドキドキしながら読み進めていけます。 |
リンドグレーン作の「名探偵カッレとスパイ団」を読みました。
我が家の本棚に昔から置いてあって、
表紙は色あせています。
捨てる前に読んでみようと思い、
読み始めたら、
おもしろくて引き込まれました。
白バラ軍のカッレたち3人は夜中に抜け出して、
赤バラ軍と戦いました。
途中アンデスが崖から落ちそうになりましたが、
みんなで協力をして助けました。
帰りに怪しい車を見かけました。
様子を見ていると、
博士と子供をさらっていくのを見かけました。
ロッタが車に乗り込み、
博士たちと捕まりました。
カッレとアンデスは博士のバイクで追跡をし、
島にたどり着きました。
早く警察に届ければいいのにという場面が度々ありました。
博士の子どものラスムスは白バラ軍に憧れています。
おしゃべりなのが困りますが、
純粋に人を信じ、
愛するところがいいです。
最後まで楽しめて読みました。
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