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2007.06.30 Saturday
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夜のピクニック
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恩田陸の小説です。
全校生徒で一晩「夜間歩行」というのをする高校生の話。
一晩の話なのに、人間関係が絡み、
さいごまで、興味をひっぱって行く。
現実では、夜全校生徒で歩くなんてことは、
危険がありすぎて実現不可能だと思っていた。
ところが、この話をいろんな人に話したら、
実際にやっていた高校があったと言う。
今でもやっているのかなぁ?
うらやましいなと思った。
そして今年、
知り合いの人が実際に参加した。
学校のPTAが主催なので、
参加は自由だそうだ。
朝にその人と会ったら、
疲れていたけどさわやかな顔をしていた。何でも責任問題が追求される現代は、
やれることが狭まってきて寂しい。
夜のピクニックを体験できた学生がうらやましい。
同級生と歩けたら楽しいだろうな。
大人になってから歩いても感動は半分だろう。
ましてや好きな人がいない歩行はどうなんだろう。
読み終わると、
きっと誰もが夜間歩行にあこがれるのではないかしら。
心に残るオススメの本です。
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2007.06.29 Friday
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誕生日大全
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なので、厚くて重い本です。
数人の知り合いの誕生日を読んでみました。
当たっている所もあるし、当たっていない所もあります。
自分のページも当たっている所もあるし、当たっていない所もあります。
相性のいい人や運命の人、ソウルメイトの誕生日が載っていますが、当てはまる人が知り合いの中にほとんどいません。
ちょっと、信用できないです。
若い頃に読んだら、違った感想だったかもしれませんが、
人生の半分以上過ごしてから読むと、信用できません。
星占いのページもあり、詳しく書かれています。
「秘数」「パーソナル・イヤー」「パーソナル・デー」の出し方も書かれています。
当たっているところもあり、当たっていない所もありです。
以前に、鏡リュウジの「魔法の杖」という本を買いました。
開いたページが今日の運勢というような本でしたが、
当たりませんでした。
占いは大好きで良い事は信じる方です。
占いは人生を前向きに進むために使うのはいいですが、
何でも信じて落ち込む必要ないです。
この本も気楽にとらえて読むのはいいと思います。
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2007.06.27 Wednesday
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すばらしい季節
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タシャ・チューダは90歳を超えたおばあさんですが、
今でもアメリカの田舎でカントリー生活を送っています。
イラストが上手で、ドールハウスなども作っています。
あやつり人形も作っています。
生活してきた事を、物語にしています。
「すばらしい季節」はサリーという女の子が主役で、
春、夏、秋、冬と順にその季節の素敵なところを言っています。
動物や草花の絵がきれいです。
どの絵もポストカードのように素敵です。
コピーしてポストカードを作って、自分宛に送ってみようかしら。
ポストにこんな素敵な葉書が入っていたらうれしい。
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2007.06.26 Tuesday
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みつばちのシドニー
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JUGEMテーマ:本を見つけたよアラン・グレの本の4冊目の紹介です。
またまた、みつばちのシドニーを紹介するために、国を紹介して、
街を、街の中の道路を、道路の上のバスを・・・、
というように大きなかたまりからだんだん小さなみつばちにたどり着きます。
話の進め方はなじめませんが、イラストが素敵です。
こんな素敵な絵が描けたら他の仕事は何もしなくていいと思います。
でも、才能のある人は他にもいろいろやっているようです。
船に乗るのが好きなようです。
船などの乗り物の絵も上手だし、
どんな絵を描いてもデザイン性といい、色といい、
素敵です。
値段は高いけど、この本が手元にあったら、
しあわせな気持ちになることはまちがいありません。
欲しい〜
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2007.06.22 Friday
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ブラフマンの埋葬
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でも、読みたい本がないので図書館で探してみました。
題名より、作家で探す方が失敗が無いと思いました。
あいうえお順に探して目に留まったのが、
小川洋子です。
「ミーナの行進」「博士の愛した数式」を読みました。
良い本でした。
「ミーナの・・・」は挿絵がいいので手にとって見る価値ありの本です。
「博士の・・・」は深津絵里主演で映画にもなりました。
「ブラフマンの埋葬」のブラフマンは私には未だに正体が何かわかりません。
埋葬という題名からして、覚悟をしながら読みました。
主人公の男は好きなタイプの男ではありません。
読んでいて、イライラしてきます。
愛されている重みを大切にしないで、
最後まで注意力を働かせなかったことに腹がたちます。
小川洋子が私と違うタイプの人間だとやっと気付きました。
3冊の共通点は明るい未来でないところです。
それでも人は生きていく。
評価される小説はこんなもやもや感があるところがいいのだろうと思いました。
私は太陽きらきらのハッピーエンドがいいな。
優しい心が報われる小説がいいな。
この本は文学少女、文学青年など、文学という言葉が似合う人にオススメします。
確かに味のある良い本だということは認めます。
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2007.06.21 Thursday
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がばいばあちゃんの幸せのトランク
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この本は主に奥さんとの馴れ初めなど、若い頃の洋七のことが書かれています。
吉本のお笑い芸人仲間のことや、コンビを組んだ3人の相方のことなども書かれています。
どうやってお笑い芸人の道に進んだかもわかりやすく書かれていました。
知っている有名人の名前も出てくるので楽しいです。
がばいばあちゃんや奥さんが節目の時に言う言葉も人生の参考になります。
頑張る事、明るく前向きに考える事、人を大切にすること、毎日を楽しむ事など、この本から学ぶことがあります。
明るい前向きな本です。
読んでいると、元気になってくるような本です。
この本を読んでいると、誰でも幸せを手に入れられるような気持ちになってきます。
読みやすいので、すぐ読み終わりました。
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2007.06.19 Tuesday
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愛蔵版 佐賀のがばいばあちゃん
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『笑顔で生きんしゃい』が面白かったので、洋七の他の本も図書館で予約しました。
この本は、『笑顔で・・・』とほとんど同じ内容ですが、文章が子供にもわかる書き方をしています。
小学校の教科書になっても良さそうな文です。
すぐ読めるので、内容を知りたい人はこの本から読むのもいいと思います。
物事を深く考えすぎないで素直に行動する性格が、
前向きでいいと思います。
『トムソーヤの冒険』という本で、
トムソーヤが塀のペンキ塗りを頼まれた時、
知恵を働かせて、
楽しそうに塗る場面があります。
あまり楽しそうなので、
ちょっと塗らせてくれと子供が言うと、
「これはコツがいるから、下手な人には無理だからいやだ」と断わります。
友人は品物をやるから塗らせてくれと言い、
そのうち通りかかった子供たちがみんな物を渡して塗らせてもらいます。
洋七もバカにされていたことを逆にうらやましがらせる場面もあります。
つまらないことも楽しみを見つけてやっていると、
周りの人にうらやましがられることもあるんですね。
こういうマイナスをプラスにする話が好きです。
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