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いけちゃんとぼく


評価:
西原 理恵子
角川書店
¥ 1,155
(2006-09-01)
泣ける本のランキングで上位だったので読んでみました。
この本は、絵本のようなカラー漫画のような本です。
子供向きというよりは大人向きの本です。
字は手書きで汚い字もあります。
絵もシンプルです。
全ページカラーで、装丁もしっかりしていてB5判の絵本のようです。
いけちゃんはお化けのような形でもあり、形を変える時もあります。
最後の章は、
「その16 さようなら」
テーマごとに書かれていますが、
全部読んで内容がちょっとわかる感じです。
感動するような話は一つもないのに、
最後がさびしいような ほっとしたような気持ちになります。
ブログを書いているような人なら、
こんな風な漫画絵本は書けそうな気がします。
ブログを書いている人はこれを読んで挑戦してみませんか。
自分史や、身近な人の歴史を漫画風に書いたら当たって大もうけかも。
なんて不謹慎なことを考えながら読みました。

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posted by: 本の虫 | 絵本 | 22:50 | comments(1) | - |

ぼうし (児童図書館・絵本の部屋)


評価:
トミー ウンゲラー
評論社
¥ 1,575
(2006-03)
トミー・ウンゲラーの絵本の紹介は2冊目です。
この本はピンク色のリボンが付いた黒いシルクハットが活躍する話です。
お金持ちの頭にあった帽子が風でとんでいきます。
ぼうしが乗ったのは、退役軍人の頭の上です。
片足は義足で松葉杖をついてます。
ズボンには接(つ)ぎが当たっています。
このぼうしは生きているように踊ったり宙返りをします。
事件が次から次に起こって、
帽子が解決していく所は痛快です。
最後にオチがあります。
こういうハッピーエンドな話は大好きです。
夢があっていいなぁ。

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posted by: 本の虫 | 絵本 | 07:20 | comments(1) | - |

アルジャーノンに花束を

評価:
ダニエル キイス
早川書房
¥ 1,575
(1989-04)

ダニエル・キースの小説です。
泣ける本のランキングからこの本を見つけました。
これは1989年に発行された本です。
同じ題名で映画にもなっています。
日本では1968年に「まごころを君に」という題名で上映されたようです。
クリフ・ロバートソン、クレア・ブルーム主演です。
DVDは「アルジャーノンに花束を」です。
テレビではユースケサンタマリアと菅野美穂が演じていました。
私は見ていないので今度再放送があった時は観たいです。
知恵遅れの主人公チャーリィー・ゴードンが、
学者による脳の手術の実験台になり、
天才になっていきます。
天才になると、今まで気付かなかったことが見えてきます。
周りの人の知恵遅れだった自分に対する扱いなどがわかります。
子供の頃の記憶がよみがえってきます。
母親や、父親や妹のノーマが自分に言った言葉の意味などもわかってきます。
文章は本人が書いた経過報告書なので、
初めは句読点もなく字も間違っているので読みづらいです。
だんだん言葉使いなども変わってきます。
しあわせとは何か、人生とは何かなども考えさせられます。
天才になった彼は教授たちの頭脳も超えます。
優しい女の先生とも恋人のように仲良くなれます。
私は障がい児学級で働いているので、
この本の中の世間の扱いや母親の態度がつらいです。
小学校の先生や障がい児をもった家族に読んで欲しいです。
人生を50年も生きていると、
何がしあわせか少しわかるような気がしてきます。
ちょっとばかり勉強ができるとか、
お金がたくさんあるとかが本当に大事なことなのだろうかと、
思う事がよくあります。
墓場にお金は持ち込めないし、
勉強ができたことも死ぬ間際にはあまり価値がない。
アルツハイマーの老人の介護をした時にそんな事を考えました。
アルツハイマーといっても感情は残っている気がします。
人に対して邪険な扱いをする人はいずれ自分に返ってくる気がします。
この本は最後に泣けました。
意地悪な場面ではなく優しい言葉に涙があふれました。

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posted by: 本の虫 | 小説(外国人) | 17:43 | comments(2) | - |

かわいい生活。 vol.7―プチスイートなインテリアと雑貨のほん (7) (別冊美しい部屋)

本屋でこの本を見つけました。
大きさはA4ですが、
紙の質が柔らかくて持ちやすい本です。
中味は、仕事や自分スタイルを持った女性の部屋や雑貨が、
写真とエッセイで載っています。
シンプルでノスタルジックな部屋はあこがれます。
この本を見ながら部屋の中を眺め回して、
いらない物を排除していったら、
本の中のような部屋に住める人になれるでしょうか。
現実は、可愛い物を見つける目は持ち合わせているけど、
いらないものを捨てる勇気がないので可愛い物が引き立ちません。
カゴ、木の机、リネンのクロス、レース編み、アルミの弁当箱、赤毛のアンの本、
ソーイングセット、器、紙など、どれも見入ってしまう物ばかりです。
福岡、大阪、東京の町も紹介しています。
この本を見て、レース柄の封筒と、カゴのピンクッション、
手作りのお菓子などを作りたくなりました。

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posted by: 本の虫 | 雑誌 | 18:12 | comments(0) | - |

パイロットフィッシュ (角川文庫)

大崎善生の小説です。
ネットの「泣ける本」で紹介されていたので、
題名が記憶に残っていました。
30代の姪の家に遊びに行ったら、
この本を貸してくれました。
姪は読書家で、
ときどき面白い本を紹介してくれます。
この本は吉川英治文学新人賞を受賞しました。
久しぶりに小説らしい小説を読んだ感じです。
真面目な文学っぽい本です。

「人は一度巡りあった人とは二度と別れることはできない。」
記憶は心の中に住んでしまうというような意味です。
アダルト雑誌の編集部に勤める山崎の元に、
19年ぶりに電話がかかる。
大学生の頃に付き合っていた由希子からだった。
独身の山崎の部屋にある水槽の中のパイロットフィッシュ。
パイロットフィッシュは水槽の水をきれいにするために最初に入れる魚。
水槽の中と、生きている世界を例えて、
住みやすい世界にするためのパイロットフィッシュについて考える。
事件もあります。
取材をした女の子が世間に注目されすぎて、
体も弱っていきます。
その子が手紙を残して消えてしまいます。
どうなるのか話の持って行き方が上手で、すぐ読みきれる本です。
なかなか良い本でオススメです。
人生について考えるのが好きな人に特にオススメします。
私の中では泣く場面が見つからなかったけど、
間違いなく引き込まれる本です。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 14:21 | comments(1) | - |

エミールくんがんばる

評価:
トミー・ウンゲラー
文化出版局
¥ 1,121
(1975-01)
表紙の写真が載らないのが残念です。
紺色の地に黄緑のたこが腕組みしている絵が表紙です。
1975年発行の本なので古い本です。
作者は1931年のフランスで生まれですが、
アメリカに渡って活躍しました。
ぶた、へび、たこ、はげたか、こうもり、わに、月男、山賊など、
人に好かれそうもない連中を主人公にして活躍させる話を書いています。
このエミールくんは「たこ」です。
バーバパパのようにたこのエミールが、
自由自在に形を変えて大活躍します。
黒の線に水彩絵の具で色付けしたおしゃれな漫画のような絵です。
絵は細かい所まで気配りがあり、
小さな物を見つける楽しみもあります。
話の内容もおもしろいです。
この本の訳者は今江祥智(いまえよしとも)です。

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posted by: 本の虫 | 絵本 | 07:19 | comments(0) | - |

センチメンタルな旅・冬の旅

「泣ける本」をネットで探して、この本を見つけました。
ランキングで上位の方でした。
作者は有名な写真家です。
病気で亡くなった奥さんのことを写真と文章で表現しています。
長年連れ添ってきた奥さんの病気を知り、
それが悪性の肉腫とわかった時の中年の男の気持ちが、
彼の目に映った物の写真に現れているようです。
病気で連れ合いを失くした人は、
この本を見て、
連れ合いのための写真絵本を作りたくなるかもしれません。
今は そういう写真絵本を作る手伝いをしてくれる会社がネットに載っているそうです。
私の甥が 亡くなった父親の写真絵本を作って、
母親にプレゼントしました。
40代以上の人に特にオススメの本です。

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posted by: 本の虫 | - | 06:49 | comments(1) | - |

ケースとケーチェ (フレンド・ブック)


評価:
ヤンティーン バウスマン
岩崎書店
---
(2001-01)
この本は絵本ですが ストーリーも長くて、
内容がしっかりしています。
まるで、おとなのために書いた絵本のようです。
ハリネズミのオス(男)のケースと、
メス(女)のケーチェが仲良く暮らしていました。
ある日のこと 相手の小さなくせに気付き始めます。
小さなくせや 小さなわがままが原因でけんかをします。
家財道具を半分ずつ分けて、
お互い家を出てひとりで暮らし始めます。
この本の最後はハッピーエンドですが、
日常で仲直りをするのはむずかしいものです。
けんかをしている人は、
この絵本を参考にして仲直りができるといいですね。
絵は黒いペン画ですっきりしたデザインです。
ケーチェの赤いスカーフだけに色づけされています。
オランダで優れた子供の本に贈られる
「銀の石筆賞」を受賞しています。
作者はオランダのアムステルダムに住んでいます。
ヨーロッパ的なおしゃれな本です。
薄くて軽くてA5サイズの本で、
きれいに取り扱いたい本です。
大人が手元に置きたい本です。

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posted by: 本の虫 | 絵本 | 03:31 | comments(1) | - |

エッセンシャル タオ


評価:
加島 祥造
講談社
¥ 1,575
(2005-10)
JUGEMテーマ:気になる書籍
田口ランディの本に紹介されていたので、読んでみました。
薄くて軽い本です。
内容は、軽くありません。
むずかしいです。
前半は老子の詩を加島祥造が訳した詩が載っています。
後半は、この人の話(トーク)です。
タオとは道。
 気に入った詩は、

☆『最上のリーダー』
 最上のリーダーというものは
 治めることに成功したらあとは
 退いて静かにしている
 すると下の人たちはそのハッピーな暮らしを
 「これはおれたちが自分で作りあげたんだ」
 と思う
 これがTaoの働きにもとづく政治であり
 これは会社でも家庭でも同じように通じる
 ことなんだよ

☆『自分の内側のバランスをとる』

☆『自分を曲げて譲る人』

☆『人間関係の騒ぎなんて気にすることはない』
 まわりの人たちがあれこれ言ったって
 気にしなきゃあいいんだ
 台風は上陸したって半日で過ぎ去る
 大雨はいくら降っても二日とはつづかない
 大自然でさえこの程度なんだ
 人間関係の騒ぎなんて
 気にする事はないのさ

☆『余計な料理』

二つだけ詩の全文も載せてみました。

『無為』
老子の言う「無為」とは一般の解釈は「為(な)すなかれ」と解釈します。
この人の解釈は「無が為す」。
やりたくない事をやっている時、
やらないで済む様に小細工をしてみたら失敗してもう一度やるはめになった。
小細工など何もしないでいたら、
情勢が変化してやらないですむようになった。
大きな力で自然に変っていく。

『足るを知る』
 他人に勝つには
 力ずくですむけれど
 自分に勝つには
 柔らかな強さが要る。

 頑張り屋は外に向かってふんばって
 冨や名声を取ろうとするがね。
 道につながる人は、
 いまの自分に満足する、そして
 それを本当の冨とするんだ。

よく理解できなかったのですが、
私なりに解釈しました。

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posted by: 本の虫 | エッセイ | 03:22 | comments(0) | - |

ハワイアンキルト特選パターン集


評価:
三池 道
主婦と生活社
¥ 1,680
(2006-01)
若い人の間でハワイアンキルトが流行っていますね。
ハワイアンキルトは、紙を折って切る切り絵を型紙にしたアップリケです。
そういう訳で、左右対称の美しさがあります。
土台の布とアップリケをする布は無地が多いですが、
この本は柄布をじょうずに使っています。
何種類もの図案が載っているので、
作りたくなってきます。
バッグやクッションなどが載っていますが、
私はたくさんの図案を集めたタペストリーを作ってみたいと思いました。
今年は忙しいけど、来年当たりじっくり作りたいです。
今は、この本で作る前の想像する楽しみを味わっています。

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posted by: 本の虫 | 趣味の本 | 16:02 | comments(1) | - |