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やさしい切り紙 2 (2)


評価:
矢口 加奈子
池田書店
¥ 1,260
(2007-07)
切り紙の本3冊目の紹介です。
矢口加奈子さんの本ばかりです。
以前に紹介した本のパート(2)です。
(1)の本はページの紹介が国別になっていましたが、
今回も地名のイメージの切り紙です。
例えば、鎌倉の花火、サンフランシスコ、プラハ、ベルリンなど。
今回は切り紙を使って、ケーキに絵を描いたり、
布にステンシルをするのに使っています。
額絵や本の表紙にも使える工夫をしています。
カードだけでなく生活に切り紙を使うのは楽しいですね。
切り紙を使ったボウルや、モビールの作り方まで載っています。
今まで紹介した3冊の中から買いたいと思います。
迷う所です。
みんないい本です。

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posted by: 本の虫 | 趣味の本 | 16:57 | comments(0) | - |

少年の日々


評価:
丘 修三,かみや しん
偕成社
¥ 1,260
(1992-06)
古い児童書です。
先日も書きましたが、
丘修三さんと同じ養護学校に勤めていた事があるので、
この人の本をできるだけ読もうと思っています。
今回は3冊目です。
『少年の日々』は「小学館文学賞」を受賞しています。
短編が4つ入っています。
「修ちゃん」とガキ大将の「孝一」おとなしい「ひろし」
片足を切断して松葉杖の「ヤスシ」がどの話にも出てきます。
昔の小学生が遊びながらいろいろ経験していく話です。

『女郎グモ』
クモを捕まえて戦わせる少年達の話です。
こういう経験はしなかったので、
途中で読むのをやめたくなりました。
昔の男の子はそんな遊びをしていたのですね。

『ユキ彦』
この話は怪談のように怖いです。

『紅鯉』
魚釣りをしていた修一が大きな紅鯉を見る。
周りにいた人たちが勝手に集まってきて探すが見つからない。
修一の事をうそつきな子どもという目で見る。
本当なのに信じてもらえないくやしさ。

『メジロ』
ひろしのおじいさんとのふれあいと、
おじいさんの死。

う〜ん。私は前の2冊の本が好きです。
この本は賞を受賞していますが、
こういう経験がないので入り込めないです。
丘修三の次の本をこれから探します。

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posted by: 本の虫 | 児童書 | 18:20 | comments(0) | - |

かわいい生活。―プチスイートなインテリアと雑貨のほん (別冊美しい部屋)

「かわいい生活。」vol.7を読んだら、
素敵だったので、以前の番号も読んでみたくなりました。
これは最初に出た本です。
vol.1に相当します。
表紙には写真の他に花のイラストもあります。
それも可愛いです。
色合いも優しいです。
中味もカラーの写真に言葉が添えてあって、
まるでブログのようです。
写真は可愛い物ばかりです。
元少女だった大人の心をくすぐります。
こんな引き出しが欲しいとか、
こんな棚が欲しいとか思います。
木馬もあります。
シンプルな収納をするためのカゴがあります。
ああ、どのページをめくっても、
癒されます。
我が家自慢の「かわいい」も、
写真に撮ってみようと思いました。
本全体のイメージは北欧風です。
ぜひオススメします。

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posted by: 本の虫 | 雑誌 | 21:36 | comments(2) | - |

大人の切り紙のほん


評価:
矢口 加奈子
PHP研究所
¥ 1,260
(2007-06-12)
矢口加奈子の切り紙の本は、一冊すでに紹介しています。
この本は、花の切り絵が多いです。
帯の切り紙というのは、横に長くて、
同じ形が繰り返し現れます。
何かに使えそうです。
例えばカードの周りに貼り付けると、
額のようになります。
形は、花や、家、木などもできるので、
町並みのカードも作れます。
この本は大きさがB5に近いので、
本棚に収まりやすいです。
手に持っても柔らかい作りです。
薄いけど作り方はしっかり載っていて、
役に立つ本です。
表紙に
「あのひとに手紙を書こう、
 切り紙をそえて」
とあります。
切り紙入りの手紙をもらったら うれしいだろうな。
母に出してみようかな。

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紙の周りにつけて額のようにすることもできます。
アイデア次第で家の中にある雑火になります。
posted by: 本の虫 | 趣味の本 | 15:33 | comments(0) | - |

青い鳥


評価:
重松 清
新潮社
¥ 1,680
(2007-07)
重松清の本は割と多く読んでいます。
でも 感動した本や好きな本はありませんでした。
読みやすいし流行っているから読んでいました。
今回も期待せずに読み始めましたが、最初の話から引き込まれました。
8話の短編小説です。
最後の『カッコウの卵』はぼろぼろに泣いてしまいました。
中学校の国語の非常勤講師の先生と教え子の物語です。
村内先生は吃音です。
カ行やタ行や濁音はどもります。
顔を真っ赤にして一生懸命話します。
一人ぼっちの子に、
「間に合ってよかった」
と言います。
心からの優しさがひとりぼっちの寂しい子の心を救います。

『ハンカチ』
家では話せるのに学校では話せない、
場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という症状の女の子の話です。
ポケットの中にはいつもハンカチが入っています。
ぎゅっと握っています。
この症状の子を実際に二人知っているので、
珍しい病気でもないようです。
卒業式では、クラスで卒業の言葉を割り当てで言います。
卒業証書授与では返事もあります。
本人は当日は学校を休むつもりでいますが、
先生やクラスの人はどうするのか気になっています。
臨時の担任の村内先生も名前を呼ぶ練習をしますが、
PTAの反対もあって、
元の担任がその日だけ来て名前を読むことになりました。
この話も最後は感動です。

『ひむりーる独唱』
草野心平の詩集の中に「ひむりーるの詩」があります。
友達のいない主人公が、
アーミーナイフを学校に持ってきて先生を刺してしまいます。
夏休みに預けられていた祖母の家で蛙を112匹も殺すような子です。
先生が訴えないので釈放されて学校に戻ってきます。
その時に村内先生と会います。
先生の救い方は感動するようなものではありませんが、
心に届くようです。

『お守り』
交通事故の被害者と加害者の家族の話。
立場を変えて考えると思いやりも出てくるかもしれない。
しかし、現実は自分の方からしか考えられないのが普通だ。
バスケット部に所属の中学生の女の子の話です。
おまもりは父親が買ったものです。
村内先生に会ってから、
勇気を出して一歩行動に出ます。

『青い鳥』
いじめで自殺を図った子のいるクラスの話。
父親の経営するスーパーの品物を持ってくるように言われる。
クラスのほとんどの子が罪の意識を持たずに彼からの品物をもらう。
いじめられていた野口君は首つり自殺を図るが、
母親に発見されて助かり 転校していく。
主人公はそのことを後悔している男子。
村内先生と話をして、野口君のことをたくさん考える。
以前強制的に書かされた作文を書き直す。

『静かな楽隊』
中学受験を失敗して公立中に来た勉強のできる女の子。
我がままで意地悪で取り巻きがいる。
その子の小学校からの同級生の女の子の話。
緊張しすぎていつも失敗する女の子。
古いカスタネットにセロテープを貼って音がでないようにした物を
ポケットに入れている。
村内先生のドモリ方とリズムが合う。

『拝啓ねずみ大王さま』
父親が鉄道自殺をした男の子が主人公。
父親が死ぬ前にハムスターを買ってくれた。
3人家族が2人家族になってしまった。
私立中だったが、公立中に転校した。
勉強はよくできる。
学校にはなじめない。
マラソン大会や、クラス対抗ムカデ競争がいやだ。
村内先生と話して少し変わっていく。

『進路は北へ』
エスカレーター式の私立学校の中で、
いじめを受けて、ひとりの女の子が転校した。
それからその子の事が気になって、
この学校がいやになる女の子が主人公。
公立の高校を受験する事にする。
学校の担任は受験に反対だが、
村内先生が助け舟を出してくれる。

『カッコウの卵』
村内先生の教え子で、
卒業した男が先生を見かける。
是非自分の家に来てもらいたくて先生を捜す。
不器用な男で事件になりそうな所で村内先生に会える。
感動の物語です。
ぼろぼろ泣ける物語です。
ぜひ、 オススメします。
特に学校の先生に読んでもらいたいし、
映画やドラマになるといいなと思いました。

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posted by: 本の虫 | 重松清 | 20:23 | comments(4) | trackbacks(1) |

いのちのバトン ―初めて出会う相田みつをのことば (角川文庫)

相田みつをの言葉を立原えりかが解説しています。
ネットの泣ける本の上位に載っていたので読んでみました。
相田みつをの美術館には何度か行ったことがあります。
その度に新しい好きな文を見つけます。
一番好きな言葉は、
しあわせはいつも自分のこころがきめる
この言葉を見つけてから私は大っぴらに言えます。
「私は今すごくしあわせです。」
人のものさしは気にしなくていいのですから、
とても気楽です。
次に好きな言葉は、
「ともかく具体的に動いてごらん
 具体的に動けば
 具体的な答えが出るから」
私はわりと、物事を悩まない方です。
悩んでいる時間があったら動きます。
最近は掃除をします。
汚れを取っていると、
悩みもきれいに解決して無くなりそうな気がしてきます。
ごしごし力を入れて磨きます。
意地になって磨きます。
きれいになったことに満足して悩みの方を忘れてしまうと
いつのまにか解決しています。
「ただいるだけで
 あなたがそこに
 ただいるだけで
 その場の空気が
 あかるくなる
 あなたがそこにただいるだけで
 みんなのこころがやすらぐ
 
そんなあなたにわたしもなりたい」
この詩は知り合いに送りたいと思った事があります。
でもあげませんでした。
最後の一行が私の心と違ったから。
他の人になりたくないです。
自分が一番好き。
わたしなら、
最後の一行は、
「そんなあなたが素敵です。」

「毎日少しずつ
 それがなかなか
 できねんだなあ」
これもうん、うんとうなづいてしまいます。
他にも良い言葉がたくさんありますよ。
オススメします。

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posted by: 本の虫 | エッセイ | 19:30 | comments(3) | - |

家日和


評価:
奥田 英朗
集英社
¥ 1,470
(2007-04)
奥田英朗の短編集です。
奥田英朗の小説は大好きです。
今回も1話目から引き込まれました。

「サニーデイ」
男女二人の中学生がいる主婦が、
ネットオークションに夢中になる話です。
私もネットオークションに興味津々なので、
夢中になりました。
実際にやったように詳しい話でやり方も少しわかりました。
子供に手がかからなくなって、
夢中になる物もなく日常に寂しさを味わっていた時に見つけた楽しみ。
変わっていく自分。
小さな出来事から、夫に対しての気持ちも変わってくる。
ハッピーエンドな所も後味がいい。

「ここが青山」
幼稚園児の父親の会社が倒産した。
妻に報告したら、さほどがっかりしなかった。
妻は以前勤めていた会社に電話したら、
職場に復帰していいと迎えられた。
そして、夫婦の仕事が逆転した。
夫は主夫になり、息子の弁当を作って送り迎えする。
「パパの会社、トウサンしたの」
と皆に言ってしまったので周りの方が気を使う。
本人はこの仕事が向いているようで、楽しんで家事をする。
料理本も買って張り切る。
周りの人3人から言われた言葉。
「人間いたるところ青山あり」
「ジンカンいたるところセイザンあり」
と読むそうです。
勉強になりました。
奥田英朗のプラス思考の文章が好きです。

「家においでよ」
インテリアの話が中心で、この話も大好きです。
子供のいない夫婦の話。
妻に出て行かれた。
妻は家電メーカーのデザイナーで、
実家の両親が東京タワーが見えるマンションを持っている。
部屋が空いたので、離婚するために出て行く。
多分、センスの良いおしゃれなインテリアにしているだろう。
センスの合わない家具は置いていった。
カーテンや電化製品も無くなっている。
残された夫は、
最初はガランとした家に寂しさを覚えるが、
週末は カーテンや家電製品を買いに行く。
車も一人では必要ないので売るつもりでお金もなんとかある。
趣味のレコードなどオーディオ製品や、
ソファーなどをじっくり探しながら買い求めていく。
まさに独身男の趣味の部屋になった。
妻に逃げられた男に、同情して友人が遊びに来る。
男にとっては快適な家に3人の同僚が集まる。
そして小さな出来事が起こったり、
妻との関係もおもしろい。
私も家のことについては夫の事も少しは考えようと反省した。
世の中の奥さんも反省する材料になると思います。

「グレープフルーツ・モンスター」
つまらない日常の中で変わった楽しみを見つけた主婦の話。
パソコンを使った内職をしている主婦と担当者。
夢の話なので誰にも迷惑かけずに、
きれいになったのだからいいんじゃないの。

「夫とカーテン」
奥田英朗の小説に出てくる男は変わっているが憎めない男が多い。
営業マンの夫は人に好かれるが、
すぐに職を変える。
イラストレーターの妻は振り回される。
今回も勝手に辞めて、
カーテン屋を始める。
資金は夫婦で貯めたお金を使う。
しっかり者で常識的な妻は、文句を言いながらも手伝う。
営業マンにはヒントになることもありそうだ。

「妻と玄米御飯」
小説家の夫の話。
文学賞を取って売れ始めたら、
妻の付き合う人も新しくなった。
元モデルの妻と経営者の夫でロハス好きな夫婦。
ちょっと好きになれない小説家が締め切りの迫った原稿に、
この夫婦のことや妻のことをおちょくった文章で書いてしまう。
さてどうなることか。

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posted by: 本の虫 | 奥田英朗 | 08:52 | comments(0) | - |

月おとこ (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

トミー・ウンゲラーの絵本です。
月にすんでいる男がたいくつなので、
流れ星のしっぽにつかまって地球に来ます。
地球の人たちと陽気に踊るのが夢でした。
ところが地球人は彼を宇宙からの侵略者と思い、
牢屋に閉じ込めこめます。
月おとこは、月が欠けると体も細くなり、
牢屋の格子の間から逃げます。
念願のダンスは経験できましたが、
また住民の通報で捕まりそうになります。
話がどんどん展開していっておもしろいです。

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posted by: 本の虫 | 絵本 | 19:35 | comments(0) | - |

バッテリー (角川文庫)

評価:
あさの あつこ
角川書店
¥ 540
(2003-12)

あさのあつこの小説です。
今頃、『バッテリー』を読むのは遅れていると言われそうです。
『バッテリー』が面白いのは聞いていました。
何年か前に一度図書館で借りたことがあるのですが、
忙しくて読まずに終わりました。
感想を一言で言うと「おもしろい」です。
野球の話ですが、最後に勝って終わるというものではありません。
「バッテリーを組む」のバッテリーです。
今年の3月に映画にもなりました。
DVDが出ています。
私は観ていません。

4月から中学生になる原田巧が主人公です。
ピッチャーとしての腕が良くて、
小学生の野球で中国大会の準決勝まで出た選手でした。
母方のおじいさんの家に家族で引っ越してきて、
中学校の野球部に入るつもりでいます。
引っ越す前にキャッチャーをしてくれていた子と別れたので、
不安もありましたが、
引っ越してきた日に、永倉豪君と知り合う。
豪の方は性格も良く、
人に好かれる。
医者の一人息子なので、
母親は野球をやめさせたいと思っている。
巧の方は野球に関しては自身満々である。
弟の青波(せいは)は体が弱いが、
野球をしたがる。
元野球部の監督をしていたおじいさんは、
弟や豪の事を野球の素質があるとほめる。
その言葉もあってか、弟に野球をさせたくない未熟な性格の主人公。
ここに来て知り合った友達やある事件から、
だんだん主人公の巧の心が成長していく。
成長期の男の子と家族のふれあいのぎこちなさもある。
成長していく男の子のようすがおもしろい。
バッテリーを組む二人のこれからも気になってくる。
「バッテリー」の他の本も読んでみたい。
6巻まで出ているようだ。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 17:18 | comments(1) | - |

やさしい切り紙―折って、切って、開いてつくる

今、大人の切り紙が静かなブームです。
若い人たちは、カードやインテリアに利用しているようです。
私にもできるものなのか、
さっそく図書館で借りてきました。
矢口加奈子は他にも切り紙の本を出していて、
若い人たちに人気です。
私もさっそく挑戦してみました。
花の形がきれいなので花にしました。
折り方は8分の1に折るだけなので簡単です。
切る時は本を見ながら適当に切りました。
1作目が可愛くできました。
調子に乗って3作目を作ったら、
いびつでした。
やはり、筆記具で書いてから切った方が失敗がなさそうです。
裏に折って書いて切りました。
可愛い花が5種類私の物になりました。
他にもこの本は、☆なども載っています。
国のイメージで国別に分けている所が新鮮です。
矢口加奈子の本は1冊買おうと決めました。
これから、他の本も捜してみます。

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posted by: 本の虫 | 趣味の本 | 07:41 | comments(2) | - |