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2009.04.26 Sunday
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食堂かたつむり
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歌手の「スピッツ」ファンの女の子に薦められた本です。
本の帯にスピッツの草野マサムネさんの推薦の言葉があったから買ったそうです。
草野さんはデザインなどの芸術が得意なので、
草野さんが推薦するならきっと良い本だと思いました。
薦めてくれた女の子は最後に泣いたと言っていました。
私も最後と途中に泣きました。
主人公の女の子が部屋に帰ったら、
インド人の恋人に、
部屋の中にあった物を全て持ち逃げされました。
二人で食べ物屋さんを出すために節約して貯めたお金も全部持っていかれました。
残っていたのは部屋のカギと、
ドアの外のガスメーターが入った狭い場所に置いた「ぬか味噌の壺」だけでした。
ぬか味噌は祖母の形見です。
残り少ない所持金で深夜高速バスに乗り、
壺を抱えて実家に帰りました。
母とは折り合いが悪くてずっと家出をしていました。
母に見つからなければ、
お金を盗んでまた家出をしようと考えていましたが、
母の飼い豚に見つかって実家に住むことになりました。
これからの生活の為に、
母にお金を借りて、
食堂を作る事にしました。
その食堂は一日一組のために、
献立を考えて作ります。
その食堂の食べ物で周りの人も、
主人公も変わっていきます。
最後は涙を誘う話です。
嬉し涙なのか悲しい涙なのか読んでみてください。
この本から、
何かを始めてみようかなというやる気をもらいました。
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2009.04.25 Saturday
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家族のさじかげん
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山本ふみこさんのことは、
「食卓のこころ」を読んで以来の大ファンです。
2007年4月21日に書きましたので、リンクしました。
名前が覚えやすいので、
本屋や図書館の本棚から、
あ・い・う・え・おの「や」で
探した時期がありました。
最近は名前を忘れかけていました。
図書館のホームページの検索でこの本を見つけました。
どんな所が素敵なのか考えてみると、
昭和の香りがするようなレトロな文章です。
日常の日本のご飯をなにげなく出すようなイメージです。
温かいというよりホッとする居心地の良さがある文章です。
映画の「かもめ食堂」のような淡々としたかんじです。
山本さんは、
子供の頃祖父母の家が好きで、
休みの間中そこで生活をしていました。
山本さんの母親は祖父母の養女でした。
祖父母は子どもを産んだ事がない夫婦です。
作者は静かな佇まいが好きで、
じっと観察したり一人遊びをするのが好きな子だったようです。
そういう子ども時代の話を読んで、
作者について納得できる気がしました。
華やかなレシピではなく、
おばあちゃんから教わったような献立の作り方が書いてある本です。
この本は、日記のようで、
とりとめがない本です。
ご自身のことだけを書く本か、
献立だけを書く本か、
生活に役立つような、
統一感のある本だったら☆5つにしたいです。
文章の書き方や、
言葉使いが好きです。
気になった章。
「さらり」
友人同士のいさかいに巻き込まれて、
「あの人がこう言った」
「私はそんなつもりで言ったのではない。」
なんて言葉を聞かされていたら、
玉ねぎを食べたくなった。
血液がさらさらになるような玉ねぎ。
文章はこんな言葉ではないけれど、
まとめたらこんな風な内容です。
そういう状況は経験あるけど、
私は言葉で仲裁しようとして余計こんがらがるタイプ。
この人は何も言わないで他の事を空想してそうなタイプ。
こんな時は玉ねぎの事なんか考えているといいのだろう。
わたしも今度からはそうしたい。
人の喧嘩に入っても無駄だから。
この本を読んだら、
「食卓のこころ」をもう一度読んでみたくなりました。
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2009.04.24 Friday
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暮らし上手の小さなヒント (別冊エッセ)
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エッセは生活に役立つことが載っているのでお気に入りの雑誌です。
そのエッセが別冊を出すほど素敵な女性です。
カリスマ節約主婦と紹介されています。
この本は「節約」という言葉で検索して見つけた本です。
生活を楽しみながら工夫しているしあわせな主婦というところが素敵です。
お金がたくさんなくても楽しめるよということを提案しているようです。
写真がたくさんあるので、
わかりやすいです。
節約料理も参考になります。
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2009.04.16 Thursday
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パリのおばあさんの物語
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文章はアメリカ生まれのスージー・モルゲンステルヌさん。
絵はフランス生まれのセルジュ・ブロックさん。
訳が女優の岸恵子さんです。
子ども達は独立して、
夫が亡くなり一人暮らしをしているおばあさんの日常が書かれています。
遠くにいる息子の家族は優しくて孫達も遊びに来ます。
それでも一人暮らしは寂しいし、
不安もあります。
おばあさんは目も弱っていますが、
毎週かかってくる息子からの電話には心配をかけるから泣き言を言いません。
いろいろのことができなくなってきても、
できることをすればいいと前向きです。
昔のことを思い出したり、
テレビを友達にして生活しています。
孫達が帰った後、
やり方を忘れて、
テレビはいつものチャンネルが見えなくなりました。若い頃には楽しいこともありましたが、
「もう一度若い頃に戻りたいですか。」
という質問にははっきり「いいえ」と言います。
「わたしのぶんの若さはもうもらったの。
今は年をとるのが私の分。」私も同じ考えです。
もう一度若い頃には戻りたくないです。
このおばあさんはユダヤ人なので、
戦争でつらい思いを体験しました。
戦争の事も含めて、
人生を考える本です。
戦争を経験してない私にとってはこれから老いていくことについて考えました。
家族についても考えるきっかけになります。
絵本にしては割と長いです。
大人のための絵本のようです。
大きさは縦長でおしゃれなサイズです。
軽くて手の上に乗せて読めます。
バッグに入れて持ち歩ける大きさです。
女優の岸恵子さんが作った本というのが納得できるおしゃれな本でした。
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2009.04.13 Monday
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乱反射
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この本の説明に子どもが事故で死ぬ事が書かれています。
各章には数字が書かれていて、
登場人物の事情が綴られています。
その番号が、
普通は1から始まると思いますが、
この本は、
−44から始まっています。
0で終わりかと思ったら、
1から事件が始まります。
登場人物はあまりにも多く出てくるので、
混乱してきます。
私はメモ用紙に登場人物の名前と簡単な説明を書いて、
メモを見ながら読みました。
−44は子どもの家族です。
−43から事件に関わった人たちが登場してきます。
みんな悪気はないのですが、
小さなエゴを持って行動します。
日常でやりそうな小さな自分勝手です。
そのことが小さな命を奪うなんて考えもしないで迷惑行為をします。
例えば、泊まりの旅行に行く時に、
ゴミの日が出かける日でなかったら、
高速のパーキングエリアのゴミ箱に家庭ごみを捨てます。
一回だけだからいいだろうと言い訳を考えます。
例えば、
犬の糞を始末しないで、
同じ場所にさせます。
自分は腰痛でかがむと激痛が走るから仕方がないんだと自分に言い訳をします。
例えば、
市役所の職員は苦情処理の仕事は大学出の自分がやる仕事ではないと思いつつ、
手抜きをする。
他にもたくさんのエゴイストが登場します。
子どもの親も同じようなエゴイストで、
事件現場に取材に行った時に、
自分の子どもとわかる前と解かってからでは、
取材の仕方も考え方もまるで違います。
子どもが事故に遭う場面は、
グロテスクな表現ではなかったですが、
読むのは恐かったです。
テレビの録画のように早送りで読みたかったです。
この内容は、
現代の日本人に考えて欲しい内容なので、
テレビや映画になるといいなと思います。
その時は、事件現場は早送りで音を消して見たいです。
誰かドラマにして下さい。
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2009.04.07 Tuesday
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収納の基本と習慣333
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実用的な本です。
パート1「収納方法の基本を覚える」は、
イラストでわかりやすく説明しています。
整理や処分の仕方としまい方が書かれています。
パート2「センスよく収納するアイデア」では、
門倉多仁亜さん、西巻真・彩恵さん、天野美保子さん、
オズボーン・未奈子さん以外に読者の家も紹介されています。
さらに片付けるための方法が書かれています。
気に入った内容は、
5分間でできる片付けがイラストで載っています。
「パソコンの不要ファイルを整理」
「散らかった新聞や雑誌をしまう」
「郵便物の要・不要をチェック」
「CDやDVDをしまう」
などが10項目以上ありました。
自分でも探してみるといいと思いました。
この本を開くたびに片付け意欲が湧いてきます。
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2009.04.06 Monday
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きちんと暮らす
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モロッコ生まれでフランス大使館文化担当官として来日して、
食や生活のライフスタイルプロデューサーをしています。
日本の文化の良い所を上手に取り入れています。
古い民家を上手に使って暮らしています。
自宅の写真は、おしゃれな工夫がいっぱいあります。
古い民家なので、
身近で参考にできそうなアイデアがいっぱいあります。
この本を見てさっそく家の中を片付けました。
本の内容で心に残った所は、
「欲しい物が売っていない時は」
安い木を使って簡単に作っています。
「ノン!電化製品」
電化製品が見えないインテリアもなかなか素敵!
パンは網で焼き、
ごはんは鍋で炊いています。
私には今すぐはできないけれど、
めざす事はできる。
「プラスチックは嫌い」
鎌倉は木と金属、陶器が落ち着く家です。
プラスチックは目に付かない所に置こうと思いました。
参考になる本でした。
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2009.04.05 Sunday
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ものしりプクイチ
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ものしりを自慢しているようなので、
村の動物たちはプクイチにちょっといじわるをします。
そのためにプクイチは行方不明になります。
いなくなるとみんなはさびしくなります。
心配で楽しめません。
プクイチはどうなったのでしょう。
梶山俊夫さんの絵は上手に見えないのに、
素敵な絵です。
たくさんの動物達がすごく楽しそうで、
見ているだけでこちらも動きたくなってくるようです。
人生はみんなで楽しく生きるのがいいなと思わせてくれる本です。
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