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2010.02.14 Sunday
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贖罪
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「告白」を読みました。
衝撃的な本でした。
今回も読み始めは、
小学生の女の子の事件なので、
読むのが恐かったですが、
読み始めると、
真相が知りたくて、
一気に読んでしまいました。
久しぶりに読み応えのある小説を読みました。
事件に関わった人たちの立場から書かれた文で構成されています。
「フランス人形」・・・紗英(さえ)
「PTA臨時総会」・・・真紀(まき)
「くまの兄妹」・・・晶子(あきこ)
「とつきとおか」・・・由佳(ゆか)
「償い」・・・麻子(あさこ)
「終焉」
これらは最初の事件に関わった話で、
徐々に真相が明らかになっていきます。
事件の日に一緒にいた4人の小学生の女の子が大人になっても、
心の中に事件を引きずっています。
「PTA臨時総会」は、
最近の給食費を払わない親や、
全ての事を人のせいにする大人たちに、
言いたい事を言ってくれた感じでスッキリします。
小さな子の事件が起こらないように、
そしてどうしたら殺人事件を防げたのだろうかと考えてしまいました。
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2010.02.02 Tuesday
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ステップ
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重松清の小説を好きではないのですが、
読みやすいので、
ついつい手にとってしまいます。
書き方のテクニックが上手で、
こんな書き方をすると読者受けするのがわかっているような書き方のところが嫌いです。
驚きがないので退屈します。
でも簡単な言葉の表現がわかりやすくて、
読みやすいので、
あっという間に読めるのでいいです。
この話は、
母親を1歳半の時に病気で亡くした娘とその父親の話です。
私が重松清の小説を好きでない理由はもう一つ、
出てくる男が魅力ないところです。
真面目で、
なんでもわかっているような、
人の為に生きているような、
いい子ちゃんの男です。
やんちゃとか、
無鉄砲がない男です。
それでも、
最後は泣きました。
泣ける小説を読みたい人にはお勧めです。
私はすきではないけれど、
お勧めできる小説なので、
☆4つにしました。
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