-
2011.07.29 Friday
-
プラチナデータ
-
殺人事件が起きて、
通称「電トリ」というものが犯行に使われていた。
警視庁捜査一課の浅間玲司は、
DNA鑑定のプロファイリングで確実に犯人を捕まえるために、
解析員の神楽龍平を紹介される。
進んだ技術で、
モンタージュもよく似てできあがる。
性格や体型もわかるのですぐ犯人が見つかり、
検挙率が上がる。
そのDNA鑑定で、
事件が簡単に解決したが、
「NF13」だけが鑑定からもれてしまう。
その技術を作り出したのは、
蓼科早紀と耕作の兄妹。
その兄妹が殺されることで、
捜査が始まるが、
警察庁と警視庁が極秘捜査で対立する。
神楽龍平の二重人格も絡んでくる。
他に登場人物は、
浅間の部下の戸倉、
那須課長、
直接の上司の木場。
鑑識責任者の田代。
警察庁の特殊解析研究所の志賀孝志。
白鳥里沙(アメリカから来た解析員)。
蓼科兄妹がいた病院の警備員の富山。
水上教授。
スズラン。
最後まで、
誰が味方か敵かわからないので、
緊張しながら読みました。
意外な人が犯人でした。
人にとって、
自然がいいのか、
科学の進歩が必要なのか考えるきっかけになる小説です。
ランキングに参加しています。クリックお願いします。
JUGEMテーマ:読書
-
2011.07.27 Wednesday
-
ちょっとだけ
-
ママをとられて、
寂しい思いをしているおねえちゃんに贈りたい絵本です。
鈴木永子さんの絵は、
林明子さんの絵に似ていて、
温かくて優しい絵です。
女の子の手や足や表情が本物の女の子のしぐさと同じで、
共感を覚えます。
ランキングに参加しています。クリックお願いします。
JUGEMテーマ:本を見つけたよ
-
2011.07.14 Thursday
-
同級生
-
どの本を読んだのか自分でもわからなくなります。
このブログ「白い本棚」を見て確認する状態です。
下書きにもなかったので、
読んでいないようです。
ところが、
途中で犯行の手口がわかりました。
なぜ?
ドラマになったのでしょうか?
以前に後ろの部分だけ読んだのでしょうか?
自分の行動が理解できない。
内容は、
主人公の妹の春美のことから始まる。
最後まで読むと、
この妹の話が鍵を握ることがわかってくる。
読み始めはさらりと読んでしまう事実だ。
主人公の西原荘一は高校の野球部のキャプテン。
野球部のマネージャーの宮前由希子が交通事故で死ぬ。
由希子は妊娠をしていて、
子どもの父親は西原だった。
全体的に主人公は正義感のあるいいヤツのように書かれているが、
いやなヤツだと思った。
主人公をいやなヤツだと思ったのは初めてだ。
登場人物は、
同級生の水村緋絽子、
野球部マネージャーの楢崎薫、
野球部員で由希子を好きな川合一正。
学校から目をつけられている篠田進。
第一発見者の中尾。
教師の御崎藤江、灰籐。
担任の石部。
県警本部捜査一課の佐山、
所轄の溝口巡査部長。
生意気な高校生が、
自分のしたことを棚にあげて、
悪いのは企業や社会だと言っているようで、
後味の悪い小説です。
私はこの小説は好きではないけれど、
東野圭吾の小説は好きなので、
もっとたくさん読みたい。
ランキングに参加しています。クリックお願いします。
JUGEMテーマ:読書
-
2011.07.07 Thursday
-
小さいおうち
-
中島京子(なかじまきょうこ)はこの作品で直木賞を受賞しました。
中島京子は1964年生まれです。
中島京子の小説を読むのは初めてです。
内容は、
第二次世界大戦が始まる頃に女中をしていたタキが、
当時を思い出しながら下書きを書いています。
昭和5年から第二次世界大戦の終りの昭和19年頃と、
女中タキが亡くなって、
書かれなかった真実がタキの甥の次男によって、
続いていく頃までの話です。
タキの甥の次男の健史がその文章を盗み読みし、
タキが亡くなった後には健史が登場人物を探し当てます。
昭和5年に学校を卒業して、
東北生まれで兄弟の多いタキが口減らしのために、
親戚のつてで、
女中になるために東京に行きます。
最初は学者の小中先生のお宅で奉公し、
次に浅野家に奉公した。
浅野家の奥様は一人息子の恭一坊ちゃんがいるが、
若くて(22歳)きれいな時子夫人。
初対面の夫人の最初の言葉が、
「タキさんと時子、名前がよく似ているわね。」
その時のタキの年齢は14歳。
8歳違い。
タキは感のいい子で、
真面目に良く働き、
可愛がられて、
時子夫人が平井氏と再婚した時にもついていった。
文章のこの辺りまでは、
穏やか過ぎて、
退屈な内容だったが、
平井氏の部下の板倉正治が現われた辺りから、
先がどうなるのか気になりだしてきた。
きれいな時子夫人は女性にも、
男性にも好かれる。
タキの恋心と、
赤い屋根の小さなおうちの思い出が板倉正治の絵の中に残り、
タキの文章の中に残っている。
第二次世界大戦の前後の頃の様子が、
リアルに書かれている所が直木賞に推薦された点だそうだ。
前回紹介した絵本の「ちいさいおうち」と、
関わりがあるのかないのかよく解からなかったが、
終わりの方に、
「ちいさいおうち」のことも紹介されていたので、
興味がますます湧いた。
ランキングに参加しています。クリックお願いします。
-
2011.07.06 Wednesday
-
ちいさいおうち 絵本
-
絵がきれいで、
ストーリーも心温まる話です。
大人が感動する絵本です。
私は子供用の本棚ではなく、
大人用の本棚にしまって、
大切にしています。
「ちいさいおうち」は田舎(いなか)の静かな所に建っていました。
四季それぞれに楽しめるような静かな土地です。
しかし遠くに見える街の灯りに、
ちいさいおうちは少しだけ憧れたようです。
近代化で開発が進み、
おうちの周りがどんどん開発されて、
おうちは都会の真ん中で、
日も当たらない環境で建っていました。
ちいさいおうちに最初に住んだ人の孫の孫の孫が、
通りかかって、
この家をいなかに引越ししました。
心が癒される絵本です。
オススメします。
ランキングに参加しています。クリックお願いします。
-
全 [1] ページ中 [1] ページを表示しています。