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カッレくんの冒険

評価:
アストリッド リンドグレーン
岩波書店
¥ 756
(2007-02-16)

カッレくんシリーズは2冊目を読みました。
1冊目もおもしろかったですが、
これもおもしろかったです。

スウェーデンで人気の児童書だそうです。
作者のA・リンドグレーンは人気の作家だと、
「あとがき」に書かれてました。

私が読んだ本は1958年に日本語訳で書かれた本です。

男の子のアンデスとカッレと、
女の子のエーヴァ・ロッタの3人は仲良しでいつも一緒に遊んでいます。

白バラ軍と名乗り、
赤バラ軍の3人といつも戦っています。

今回は、
赤バラ軍と奪い合っている石の『聖像』の隠し場所を変えるために、
指令を受けたエーヴァ・ロッタが一人で大平原の地主屋敷に出かけた。

そこでグレーンじいさんの死体を見つけ、
犯人の男と出会う。

一目散に家に帰ったが、
警察に事情徴収された内容を新聞に書かれ、
エーヴァ・ロッタの住所や名前や犯人の着ていたズボンまで書かれてしまう。

今の時代なら、
そこまで書かれたら、
犯人が捕まるまで、
用心をするが、
のん気にまた現場まで子どもだけで行ってしまう。

その他にも、
犯人から送られてきた毒入りチョコレートの件や、
遊びの続きの感覚で、
アンデスが人の家にこっそり忍び込んだり、
ヒヤヒヤドキドキする話です。

犯人と遭遇した時のカッレの知恵は、
読む人にも想像力を養ってくれると思う。

おもしろくて引き込まれる内容でした。

子どもにも大人にもオススメします。


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posted by: 本の虫 | 児童書 | 18:51 | comments(0) | - |

ガリレオの苦悩

東野圭吾の短編小説です。

娘夫婦も東野圭吾の小説が好きなので、
文庫本を買うと貸してくれます。

最近は忙しくて、
本を読む時間がなかなか取れませんが、
夜眠れなくなった時に読みます。

寝室には2〜3冊の本をテーブルに置いています。

湯川教授は、
テレビドラマの福山雅治を想像しながら読みました。

第1章
「落下る」おちる、
ピザの配達員の三井礼治がマンションに配達に来た時に、
傘をさした男にぶつかった。
あやまれと問答をしている時に、
女が建物から落ちてきた。
女は自殺なのか他殺なのか?
湯川教授に謎を解いてもらう。

第2章
「操縦る」あやつる、
先妻の子どもの邦宏は性格がゆがんでいる。
籍には入れていない後妻の連れ子の奈美恵と幸正の三人で住んでいる。
幸正は湯川教授の恩師である。
元教え子達を呼んだ日に、
邦宏が離れの部屋で突然の事故で死亡した。
二人にはアリバイがある。
証人もいる。
トリックを湯川教授が解き明かしていく。

第3章
「密室る」とじる、
会社を辞めてペンションのオーナーになった藤村に、
友人の湯川教授が呼ばれた。
ペンションで起きた密室殺人事件の真相を解明してもらうためだ。
事件は外で起こったが、
本人の所在を何度も確かめた時には部屋の鍵が掛かっていて、
気配を感じたため、
密室の真相を依頼した。

第4章
「指標す」しめす、
女子中学生の葉月は、
おばあちゃんにもらった水晶で、
占いをする。

金塊を奪った強盗殺人事件が起きた時に、
飼い犬が消えた。

その飼い犬を水晶のダウジングを使って見つける。

ダウジングと犯人探しを湯川教授に頼む。


第5章
「攪乱す」みだす、
湯川教授にライバル心を燃やし、
勝手に湯川教授を恨んでいる男が、
湯川教授の復讐を込めて、
連続予告殺人事件を起こす。

ビルの工事現場で働いていた一人の男を標的にして、
落下殺人を行い、
次に交通事故で他の男を死亡させる。
高速道路を走っている女の人も狙ったが、
命は助かった。

殺人のトリックを湯川教授が解き明かす。

読みやすくて、
面白い小説でした。


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posted by: 本の虫 | 東野圭吾 | 10:03 | comments(1) | - |