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2014.05.14 Wednesday
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漁港の肉子ちゃん
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西加奈子の小説です。
すごく太っていて、
性格のすごくいい肉子というニックネームの母親と、
容姿のきれいな小学校高学年の女の子の二人家族の話。
お金がないシングルマザー家庭で、
不倫が原因で、
東京を追い出されて、
東北の寂びれた漁港に住むことになった。
「うおがし」という食堂で働き、
住まいも見つけた。
町の人はみんないい人で温かい。
小学校では仲間外れなどの問題もあったが、
へんな顔をする男の子と知り合って、
心が癒される。
人は外見や能力だけが大事ではなく、
心の持ち方で変わっていくということを学んだ。
後半部分に生い立ちが明かされ、
肉子ちゃんの優しさに、
涙が出た。
厚い本だが、
内容がおもしろいし、
読みやすい文章なので、
最後まで読めた。
人間関係で、
心が疲れている人におススメします。
JUGEMテーマ:小説/詩
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