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評価:
湊 かなえ
新潮社
¥ 1,512
(2014-03-28)
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湊かなえさんの小説はどれもおもしろいです。
「豆の上で眠る」は、
アンデルセン童話の「えんどうまめの上にねたおひめさま」という話が、
でてきます。
なんと!私もこの話を小さいころに読んで、
印象に残っていました。
私が読んだ本は、
「ほんとうのおひめさま」という題だったように記憶しています。
布団の下にあった豆と書かれていますが、
私は布団の上に豆があったように記憶していました。
どちらにしても、
小さな豆がベッドにあったので、
気になって眠れなかった方が本当のお姫様だということでした。
お姫様は、
神経質な人が本物ということに、
子供ながら違和感を覚えて、
この話がアンデルセンの中で、
私にとって一番気になる話でした。
地味な話なのに、
湊かなえさんもこの話を取り上げてくれたことに、
声を出したいくらいうれしかったです。
さて、
小説の方は、
誘拐という衝撃的な内容です。
犯人は誰か?
戻ってきた姉は偽物(にせもの)か本物なのか?
最後まで一気に読みたくなるほど、
おもしろい小説です。
この本は皆さんにおススメします。
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