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優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1) (双葉文庫 せ 8-1)

瀬尾まいこさんの小説です。
三つの短編が入っています。
るんるん「優しい音楽」
この物語は 最初怪しい雰囲気の女の子との出会いから始まります。
朝の混雑した駅の構内でじっと主人公を見つめるかわいい女の子がいます。
主人公は若い男で勤め人です。
顔が良いわけでもなく、
若い女の子からじっと見つめられるような顔ではないと自分で認識しています。
次の日も女の子は主人公の姿を明らかに探しています。
何?と聞くと、
名前を名乗ります。
ヘンな出会い方からだんだん恋人ぽくなっていきますが、
主人公には何か不思議な違和感があります。
そんな訳で、この本の続きが気になってあっというまに読んでしまいます。

砂時計「タイムラグ」
ヤフーの辞書で「タイムラグ」を調べたら、
「互いに関連する事柄の間に起こる、時間のずれ。」
不倫相手の男から頼みごとをされる。
なんと!!!
妻と結婚記念日に旅行に行くから、
小学生の子どもを預かってくれと頼まれる。
読んでいて腹が立った。
そんな男とは早く別れろ!
そんな理不尽なことを引き受ける女が信じられない。
いらいらしながら先を読んだ。
男のカードを盗んで、
預かった娘と豪遊する考えはスカッとしたけど、
それをしない女を歯がゆく思った。
だいたい不倫する女の気持ちがわからない。
世の中には良い男がいっぱいいるのに、
人の男なんかどこがいいの!
おいしいのは二人の女性に愛されている男の方だけなのに。

ふくろ「がらくた効果」
これもありえない話から始まって、
なのにだんだんそんなことも今の世の中ならあるのかもと思わせてくる。
同棲相手の女が、
ホームレスのおじさんをのら犬のように拾ってきた(連れてきた)。
年末から正月の時期に日本の伝統行事をおじさんとする。
おじさんは 元大学教授だからいろんなことを知っている。
へんな話だけど結末はいい。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 08:18 | comments(0) | - |

私の男

桜庭一樹の小説を読むのは2冊目です。
『赤朽葉家の伝説』を以前読みました。
文の構成が上手で引き込まれる内容だったので、
今回も面白そうだと思って読みました。
やはり、素直に時間を追った構成ではありませんでした。
殺人が絡んだ話なので、
解き明かしにも興味が惹かれます。
訳アリの娘と父親の話で、
官能的なところもあります。
長い文章なので、
読むのに時間がかかりましたが、
飽きさせない内容です。
終わり方は、えっ!これで終わりなの?
と、一瞬スッキリしない感じがしましたが、
前の文を思い出して、
そうなのかと余韻に浸りました。
主人公は花という女です。
北海道の地震で家族を亡くしました。
当時4年生だった花を親戚の20代の男が引き取りました。
仕事で料理を作る男は、
弁当まで作り、花を短大まで出しました。
気分にムラがあるけれど、
花を大切に育てました。
1章「2008年6月、花と、ふるいカメラ」
2章「2005年11月、美郎と、ふるい死体」
3章「2000年7月、淳悟と、あたらしい死体」
4章「2000年1月、花と、あたらしいカメラ」
5章「1996年3月、小町と、凪」
6章「1993年7月、花と、嵐」
この内容で書かれています。
花とあるところは花の立場から、
美郎は美郎の立場からの文になっています。
ドラマを観た後のように余韻の残る小説でした。
もしもドラマ化するなら、
男の役は豊川悦司がいいと思った。

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評価:
桜庭 一樹
文藝春秋
¥ 1,550
(2007-10-30)

posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 08:06 | comments(2) | - |

一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

佐藤多佳子の小説です。
「一瞬の風になれ」は、3部まであります。
陸上部の話だからでしょうか。
1部の1冊目は「イチニツイテ」、
2部の2冊目が「ヨーイ」、
3部の3冊目は「ドン」となっています。
しゃれた文字遊びのようでおもしろいと思いました。
どの本も厚いので、読むのに時間がかかりましたが、
おもしろいので小説の世界に引き込まれます。
その上、場面の場所が私の育った地域なので、
「淵野辺」「相模原」「厚木」などの文字が出てくると、
ぐっと身近に感じました。

2部で交通事故にあった兄の健ちゃんもリハビリをしながら、
だいぶ元気になってきました。
高校3年生になった主人公の神谷新二は部活に復帰して、
キャプテンらしい心配りができるようになりました。
1年生の鍵山は性格の悪い問題児でしたが、
部の人たちからの優しい言葉掛けや、
彼の闘争心やプライドを刺激する言葉などでだんだん変わっていきます。
目標に向かって努力する部員たちに、
各々が刺激を受けていきます。
チームワークを必要とするレベルの高い部活では、
プラス思考の人間関係が作られていくので、
読んでいる方も応援に力が入ってくる。
最後の「謝辞」のページに、
作者は陸上が未経験と書いてあった。
こんなに詳しく書かれていて、
運動のことをまるで知らない私をこんなに惹きつけるなんて、
作者の「佐藤多佳子」を尊敬する。
読み終わってみると、
私にとって主人公「の新二」と親友の「連」は、
存在する人物のようになっていました。
顔は浮かばないけれど、
姿形まで想像し連続テレビドラマをみたような気持ちになっていました。
谷口さんとの恋も少しづつ発展しているようです。
また、これから続きの話ができるのだろうか?

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posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 15:32 | comments(0) | - |

一瞬の風になれ 第二部


評価:
佐藤 多佳子
講談社
¥ 1,470
(2006-09-22)
中学まではサッカーをやっていた主人公の新二は、
高校に入って陸上部に入る。
兄の健ちゃんはサッカーが上手でプロになった。
自慢の兄貴だ。
2部は、3年生から部長を任命される。
そして同じ部の谷口さんと健ちゃんの試合を見に行き、
心が動揺する。
気持ちを紛らすために練習量を増やす。
順調に成績を伸ばせそうだったのに、
兄の健ちゃんの事故でやる気をなくし、
部員に会えなくなる。
その後谷口さんの試合を見に行って一番会いたくない連に会う。
さてこれからまた、やる気がでてくるのだろうか。
3部につづく。
才能はあるけど怠け者の連にあこがれて、
少しでも近づこうと努力する新二。
お互いに尊敬しあっていながら、
負けたくない気持ちをもちあっているライバルの存在は素敵だ。
青春を感じる。
今後どう展開していくのか楽しみだ。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 15:38 | comments(0) | - |

一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--

この本は「吉川英治文学新人賞」を2007年に受賞しました。
新人賞をとった作品なので読みたいと思っていたら、
読書好きの姪と姉がこの本を薦めてくれました。
図書館で予約してやっと手元にきました。
夕べは遅くまで夢中になって読んでしまいました。
「バッテリー」を読んだときのように引き込まれました。
私はスポーツが苦手ですが、
「バッテリー」や「一瞬の風になれ」は、
スポーツ苦手人間でも引き込む面白さがあります。
主人公の新二(しんじ)には、サッカーの才能を持った兄がいます。
新二は、中学まではサッカーをしていましたが、
サッカーの才能は伸びず、
高校では陸上部に入ります。
友人の連は走る才能がずば抜けています。
ふたりで同じ高校の陸上部に入りますが、
まじめな新二と怠け者の天才ランナー連との出来事は、
これからどうなるのかを想像させて読者を飽きさせません。
3冊出ているようですが、
次を読みたくなります。
こういう本を読むと読書好きになると思います。
まだ読んでない人には是非お薦めします。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 08:54 | comments(0) | - |

チェルシー

評価:
桜井 亜美
講談社
---
(2004-06-11)

桜井亜美の小説です。
ネットの掲示板に書き込みをする自殺志願の若い子たちの話です。
こういう内容の話は暗くて馴染めないかなと思いましたが、
最後まで読んでみるとなかなかおもしろかったです。
本は薄いので、一日で読めました。
チェルシーというのは、主人公の女の子のハンドルネームです。
他にポッキーという19歳の男の子、プリッツという20代の男、
ハイジという17歳の女の子の4人で自殺の旅に出かけます。
チェルシーは子供の頃から、
家族に愛されないで生きてきた女の子です。
他の人も子供の頃にいじめにあっていたり、
友達のいない人たちです。
1泊2日の旅で少しずつ変わってきます。
ブログで薦めている人がいたので読んでみましたが、
私もオススメします。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 17:01 | comments(1) | - |

アサッテの人

諏訪哲史の小説です。
芥川賞受賞作品です。
芥川賞は無名もしくは新進作家が対象の賞だそうです。
芥川賞が発表されてからすぐに図書館に予約したので、
まだ、写真の本が出ていなかったようです。
「群像」の中に載っているものを読みました。
ウ〜ンちょっと、理解不能です。
賞を取るものは、今までにないものです。
どこかで見たものではいけません。
そんな訳で、構成も変わっています。
読みづらいです。
『蛇にピアス』も『蹴りたい背中』も感動しなかったので、
賞を取るような小説に感動を期待する方がいけないのです。
主人公である叔父は子供の頃は吃音だった。
「きつつき」という発音ができなかった。
友達も少なく読書家でした。
叔父は今はどこで暮らしているかわかりません。
甥である僕が叔父のいなくなった部屋の片付けをします。
「ポンパ」「チリパッパ」「ホエミャウ」
ほかにも意味のない音を突然口から出します。
叔父の日記や、
交通事故で死んだ妻の朋子さんの日記も紹介され、
叔父がどんな風に「アサッテの人」だったかを理解してもらう試みをしています。
今は世の中におかしな人がたくさんいる。
お笑いの人になったら、問題ないかもしれない。
人を傷つけないし、自分について気付いている。
ただ叔父はだんだん進化しているようにとれる。
これからの世の中は今よりももっと、
いろんな人を受け入れる世の中になっていくのだろうと思った。

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評価:
諏訪 哲史
講談社
¥ 1,575
(2007-07-21)

posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 14:18 | comments(2) | - |

最愛

評価:
真保 裕一
新潮社
¥ 1,575
(2007-01-19)

真保裕一という人の作品は初めて読みました。
この人は、
『連鎖』で江戸川乱歩賞、
『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、
『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、
『灰色の北壁』で新田次郎文学賞を受賞しています。

『最愛』は推理小説であり、恋愛小説でもあるおもしろい話です。
2007年1月に発行されています。
「最愛」とは、誰が誰をなのかが、最後にやっとわかります。
話は小児科医の主人公(押村悟郎)が勤務する病院の風景から始まります。
彼女(二宮真尋)とのデート中にかかってきた警察の電話が事件の始まりを告げます。
何年も会っていない姉が銃で撃たれました。
危篤の姉が巻き込まれた事件を解明しながら、
いろんな事がわかってきます。
厚い本ですが、内容が面白いので集中して読めます。
前に書かれていることが伏線になっています。
ドラマのようです。
いろんな賞を取っている人なので書き方が上手だと思います。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 18:33 | comments(0) | - |

赤朽葉家の伝説

評価:
桜庭 一樹
東京創元社
¥ 1,785
(2006-12-28)

桜庭一樹の小説です。
読む本を探すために、ネットで「直木賞」を検索をしました。
受賞したのは松井今朝子氏でした。
直木賞候補にこの本があったので、図書館で借りて読んでみました。
さすがに候補にあがっただけあって、長い文章です。
こんな厚い本を読めるかなと不安だったのですが、
おもしろくて引き込まれました。
あせあせも何回か出ました。
読み終わるのに3日もかかりましたが、
出かけるときも持ち歩いて読み終わりました。
女3代を中心に製鉄所を営む赤朽葉家(あかくちばけ)と祖母にまつわる物語です。
昭和20年代から未来までの話で所々に現実の歴史も出てくるので、
ありそうな内容の気がして引き込まれました。
山陰地方の山奥に住む「サンカ」「ノブセ」「サンガイ」などと民俗学で呼ばれている民族の子孫であるらしい祖母は未来を読む力があります。

1部の祖母『万葉』の物語は、神がかっているけど、ありそうな話でした。
2部の母親『毛毬』の話は、文章が漫画ぽく、ちょっと、違和感がありました。
受賞できなかったのは、2部の荒い内容のためかな。
3部の孫『瞳子』は祖母にまつわる事件を解き明かす内容で、
もう、この物語から抜けられなくなります。
続きが読みたくてたまらなくなります。
時間がある時にゆっくり読んでください。
読み終わってから、桜庭一樹をネットで調べたら、女性でした。

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posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 06:40 | comments(0) | - |

愛蔵版 佐賀のがばいばあちゃん

島田洋七の小説です。
読書『笑顔で生きんしゃい』が面白かったので、洋七の他の本も図書館で予約しました。
この本は、『笑顔で・・・』とほとんど同じ内容ですが、文章が子供にもわかる書き方をしています。
小学校の教科書になっても良さそうな文です。
すぐ読めるので、内容を知りたい人はこの本から読むのもいいと思います。
物事を深く考えすぎないで素直に行動する性格が、
前向きでいいと思います。
『トムソーヤの冒険』という本で、
トムソーヤが塀のペンキ塗りを頼まれた時、
知恵を働かせて、
楽しそうに塗る場面があります。
あまり楽しそうなので、
ちょっと塗らせてくれと子供が言うと、
「これはコツがいるから、下手な人には無理だからいやだ」と断わります。
友人は品物をやるから塗らせてくれと言い、
そのうち通りかかった子供たちがみんな物を渡して塗らせてもらいます。
洋七もバカにされていたことを逆にうらやましがらせる場面もあります。
つまらないことも楽しみを見つけてやっていると、
周りの人にうらやましがられることもあるんですね。
こういうマイナスをプラスにする話が好きです。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者さ行) | 16:40 | comments(0) | - |