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砂のお城の王女たち

本棚の整理をしたら、
古い本が見つかりました。
私が読んだ本は、
新潮社の単行本です。
赤川次郎の本は息子が好きで、
何冊も我が家にありますが、
私は初めて読みました。

子供用の本のような表紙なので、
すぐ読めるだろうと思って読みました。

5つの短編が入っています。

「砂のお城の王女たち」

「神童」

「僕らの英雄」

「ゲームはおしまい」

「真夜中の子供たち」

どれも子供が恐いです。

「砂のお城の王女たち」は、
海外赴任して、
何年も家を空けていた男のマンションに、
二人の小学生が勝手に住み着いて、
自分達のお城を作り上げ、
持ち主の男に怖い事をする話です。

「神童」は、
割と何でもできる男の子が、
ピアノを習ってもいないのに、
ピアノの先生の前で上手に弾いたことから、
タダで先生に教えてもらって、
どんどん上手になり、
そのことが口コミで有名になり、
神童と言われ、
テレビにも出るようになる。
自分でもボクは天才だからなどと言う。
本物の天才ではないので、
これからどうなるのか子供や親の事を考えながら読むと、
心配でドキドキしてくる。

「僕らの英雄」は、
平和な町で、
放火や、
車のタイヤを傷つけたり、
人が襲われる事件が立て続けに起こる。
犯人は小学生だが、
その子は親切をして表彰された子なので、
誰も疑わない。
その子を怪しいと思う人も現われるが、
どうなっていくのか。
親は自慢の息子に鼻高々で、
犯人がわかったらどうなるのだろう。
ちょっと恐い話である。

「ゲームはおしまい」は、
「人を殺すのってむずかしいのかなあ」という言葉を小学生の息子が、
母親に言う台詞で始まる。

小学5年生の元久は、
卒業式に歌を歌う代表メンバーの、
リーダーに選ばれた。

元久は真面目で融通が利かない性格。
朝練習をみんなに提案する。
10人のメンバーのうち、
谷口光志は乱暴者で通っている。
親が理事をしている。

毎朝の練習に谷口だけは出てこない。
他のメンバーは出てこない時もあったが、
なんとか出てきて歌えるようになるが、
一度も練習をしない谷口が本番でヘンな歌声を出すと、
歌が乱れる。
ところが本番は9人で上手に歌え、
拍手喝さいをもらう。

さて、谷口はどうなったのか。

谷口の事を想像しながら読むと恐くなる。

「真夜中の子供たち」は、
借金取りに追われて、
にっちもさっちも行かなくなった男が、
突然に知り合いからお金を借りる事ができた。
懐に大金を持って帰宅途中に、
小学生に誘拐され、
逆に小学生誘拐犯人にでっち上げられる。

テレビなどでいろんな犯罪を目にする小学生たちが、
大人をだましたり、
犯罪を犯すと、
何も知らない親が、
子どもが捕まって、
真相を知った時に大変なことになる。

子供の行為も恐いが、
家族に及ぼす影響も恐いと思った。

この5つの話は結末は恐くないので、
読むといいと思います。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 17:49 | comments(0) | - |

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

岩崎夏海(いわさきなつみ)の小説です。

図書館に予約してやっと読みました。

小説ではなく難しい話なのかと思っていたら、
物語になっていて、
ドラッカーの「マネジメント」という本の内容を、
抜粋して、
それを野球部のマネージャーが読みながら、
野球部に当てはめていく話でした。

本当に、
題名どおりの物語でした。

小学校の頃に野球をやっていた女子高校生が、
病気で入院している友人の代わりに野球部のマネージャーになる。

どうせなるなら、
公立高校の弱い野球部を甲子園に行かせようと考えて、
本屋である本を買って研究する。

マネージャーについて調べるために本屋に行って、
店員に聞いたら、
この本を紹介された。

その本が、
ドラッカーの「マネジメント」。

この本は何にでもあてはまるみたいなので、
私もこの本を読んでみたくなりました。

でもむずかしそう。

物語の方は、
文章の書き方が子どもっぽいと思う所もあったけれど、
読みやすくて、
短い時間で読みきれました。

3年生になって、
キャプテンが変わったところが感動的で、
一回目の涙が出ました。

二回目の涙は最後に出ました。

買って、
息子や娘に読ませたいと思いました。



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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 18:27 | comments(1) | - |

阪急電車

有川浩(ありかわひろ)の作品です。

阪急電車の宝塚駅、
宝塚南口駅、
逆瀬川駅、
小林駅、
仁川駅、
甲東園駅、
門戸厄神駅、
西宮北口駅に関わる人物の短編物語。

電車の中で恋愛が始まる話や、
恋愛が終わる話、
家族愛の話など、
乗り合わせた人が繋がっていて、
平凡な話がスポットライトを当てた素敵な物語になり、
話に引き込まれていく。

不安がある時に読んだ本です。
心が落ち着く物語でした。

この本を読んだ人はきっと、
誰もが行ってみたくなることでしょう。
私も機会があったら行ってみたい。



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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 09:09 | comments(0) | - |

家族トランプ

評価:
明野 照葉
実業之日本社
¥ 1,575
(2010-04-15)

明野照葉(あけのてるは)の本は初めて読みました。

主人公の風見窓子は、
ニチカコーポレーションの東京営業所の社員です。

33歳独身で、
結婚したいほど好きな人もいない。

父の基久、母の満喜子の一人娘。

33歳で独身では世間体が悪いと両親からは結婚するか、
一人暮らしをするように言われている。

給料も少ないし、
結婚相手もいないので八方塞(はっぽうふさがり)になっている。

ネットで知り合った桂二とデートをしている時に、
同じ会社の憧れの先輩でキャリアウーマンの有磯潮美(ありそしおみ)を見かける。

有磯は年下のイケメンと楽しそうにしているが、
こちらは、
女に気を使わない いけてない男とつまらないデート中。

その後、
有磯から食事に誘われる。
気に入られて家にも招待される。

家は東京の下町(三ノ輪)の「磯家」。

90歳のおばあちゃんを筆頭に、
両親と弟とおばさんで経営している食べ物屋さん。

居心地が良くて通い始める。

ハッピーエンドで、
読み終わったらさわやかな読後感があります。

人生について考えている人にも、
お勧めします。





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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 16:06 | comments(0) | - |

沈黙

評価:
遠藤 周作
新潮社
¥ 540
(1981-10)

泣ける本のランキングでこの本を見つけました。
遠藤周作の本は狐狸庵先生のユーモア小説を30年以上前に読んだだけで、
真面目な小説を読むのはこの本が初めてです。

ユーモア小説は内容はおぼえていませんが、
読みやすかったという記憶があります。

この本は最初読み始めたときには、
図書館で借りた古い本で、
汚れや破れがあり、
字は小さいし、
漢字が昔の字で読めないし、
うんざりしました。

そこで、
文庫本と大活字の本を借りて読みました。

大活字の本は3冊でしたが、
ルビがふってあるので、
大分理解できるようになりました。

3冊目の最後は、
昔の名前が漢字ばかりでさっぱりわからなくなりました。

そんな時の私の読み方は、
音読です。

声を出して読むと、
漢字も何とか読め、
頭にも入ってきます。

内容は、
キリスト教宣教師の話です。
踏み絵や鎖国などの時代です。
自分が日本に来たことにより、
殺されていく日本人のキリスト教徒がいることなどで悩みます。

私は宗教を持っていないので、
死や虐待よりも宗教を捨てる事を拒む気持ちを理解できませんが、
この本は本人もキリスト教徒の遠藤周作が書いたので、
理解したいという気持ちで読みました。

宗教についてはよくわかりませんが、
難しい内容を頭に入りやすい文章で書いているところが、
遠藤周作のすごいところだと思いました。

これから遠藤周作の本をもっと読んでみたいです。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 20:35 | comments(0) | - |

フリーター、家を買う。

有川浩の小説です。
図書館で人気の本にこの本があったので、
予約して借りてみました。

この本の知識がなく読み始めたので、
最初は小説だとは思っていませんでした。

家を買うためのノウハウが書かれていると思っていました。
フリーターだった人が家を買った実体験だと思いながら読んでいました。

最初は家族の事情が書かれていて、
そのうちに買う方法が出てくるのだろうと思いながら読んでいるうちにやっと、
小説だとわかりました。

家族の事情が大変だからフリーターだった主人公が家を買うために、
お金を貯め始め、
仕事に夢中になっていく話です。

読み終わってみると、
話の内容はこじ付けみたいに、
こんなに上手くいくかとつっこみを入れたくなりますが、
最後まで読み手を引きつける内容は上手だと思いました。

主人公の男がちょっと魅力がないところが難点ですが、
話としてはおもしろいと思います。

就職難のこの時期、
履歴書の書き方や、
面接の仕方など参考になります。

就職がなかなか決まらない方にお勧めします。



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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 16:20 | comments(0) | - |

悪女について

有吉佐和子の本は、
「恍惚の人」を読みました。

「悪女について」は、
新聞の読者が推薦していたので読んでみました。

この本の書き方は、
少し変わっていて、
生きている主人公の鈴木君子本人は出てきません。

鈴木君子はすでに死んでいて、
27人の人の証言が書かれています。

その証言から鈴木君子がどんな女だったか想像していきます。
自殺か他殺かを想像していきます。

27人分の話になると、
とても厚い本になり、
読み終わるまでに時間がかかりましたが、
読みやすくて、
おもしろいので、
最後まで読むことができました。

その1・・・・早川松夫の話
簿記の学校の同級生

その2・・・・丸井牧子の話
小学校の同級生(雑貨屋)

その3・・・・浅井雪子の話
小学校の同級生(母親が公家華族出身)

その4・・・・渡瀬義雄の話
最初の夫(勝手に籍に入れられる)

その5・・・・渡瀬小静の話
渡瀬義雄の母親

その6・・・・星野夫人の話
渡瀬と住んでいたアパートの住民

その7・・・・大内三郎の話
宝石店で一緒に働いていて、
後に富小路公子に改名した主人公の店で働く。

その8・・・・沢山夫人の話
宝石店の経営者の夫人。
子どもの親はご主人だと言いに来て驚く。

その9・・・・沢山栄次の話
宝石店経営者

その10・・・・林梨江の話
プレタポルテの店長。
富小路公子はお得意様。

その11・・・・伊藤弁護士の話
富小路公子の2度目の結婚相手の父親と友人。

その12・・・・富本宮子の話
富本寛一の母親

その13・・・・菅原ふみの話
富本寛一との結婚の頃から14年間、屋敷で働いていた。

その14・・・・富本寛一の話
2度目の結婚相手

その15・・・・烏丸瑤子の話

元華族の令嬢

その16・・・・レイディズ・ソサイエティの事務員の話
会員制の女性のクラブ

その17・・・・瀬川大介の妻の話
元芸者。
マージャンを一緒にやったことがある。


その18・・・・宝石職人の話
君子が中学時代から足を運んで宝石について学んだ。

その19・・・・北村院長の話
獣医。

その20・・・・銀座のバアのマダムの話
富小路公子の経営している女性専用クラブの会員。
「東京レディス・クラブ」

その21・・・・鈴木タネの話
実の母親

その22・・・・テレビ・プロデューサーの話
富小路公子が出演したテレビのプロデューサー。

その23・・・・小島誠の話
「東京レディス・クラブ」の支配人で、
本人は恋人と思っている。
結婚式を挙げる予定でいた。

その24・・・・長男義彦の話

その25・・・・尾藤輝彦の話
その3の浅井雪子の兄。
愛人だと思っている。

その26・・・・宝来病院元婦長の話
烏丸瑤子の紹介の病院。
入院や往診をしていた。

その27・・・・次男義輝の話


長い話でしたが、
面白い話でした。



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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 10:11 | comments(0) | - |

猫を抱いて象と泳ぐ

評価:
小川 洋子
文藝春秋
¥ 1,780
(2009-01-09)

小川洋子の小説を読むのは4冊目です。

最後に涙が出ました。

いい小説なので、
☆4つにしましたが、
私はさほど好きな本ではありません。

図書館で借りて読み始めましたが、
さほどおもしろくないので、
読み終わるまでに時間がかかりました。

チェスの話です。

チェスはよくわからないですが、
ちょっと興味を持ちました。

小川洋子さんは、
「博士の愛した数式」の時にも、
しっかりと下調べをして、
難しい数式の物語を書いています。

今回もチェスの資料を勉強して書いたようです。

チェスの勉強をしてもう一度読み直したら、
感想も変わってくると思います。

泣く小説を読みたい人にお勧めします。



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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 10:25 | comments(0) | - |

夢うつつ

評価:
あさの あつこ
東京書籍
¥ 1,099
(2009-08-28)

作者はあさのあつこです。
毎日、本は読んでいるのに、
最近の私の本の選び方がヘタなので、
ブログに書けるような本がありません。

ちょっとイラっとしています。

この本も失敗でした。

あさのあつこのバッテリーがとてもよかったので、
作者の名前で信頼して選んで失敗でした。

この本は、
短編集のようなものです。

エッセイのようなことが最初に書かれていて、
その出来事からできた物語が書かれています。

エッセイはおもしろくない話です。
物語は少しおもしろいが、
感動するほどではないです。

時間を損した気分です。

もっと感動する本を探したいです。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 19:47 | comments(0) | - |

汚点(しみ)

評価:
井上 ひさし,三浦 哲郎,村上 春樹,野坂 昭如
講談社
¥ 2,100
(1987-05)

「汚点」(しみ)は井上ひさしの短編小説です。

NHK教育TVの「Jブンガク」という番組で紹介していたので、
興味を持って読みました。

番組では写真のこの本を紹介していましたが、
私は、「14歳の本棚」の中に書かれている物を読みました。

とても短い話なので、
すぐに読めるのでオススメします。
井上ひさしも孤児院にいた経験があると聞いたので興味を持ちました。
孤児院で生活するという事は、
財産も何もない裸一貫です。
何もないところから有名人になる事ができたというのは、
若い人たちの希望になると思います。

本の内容は、
ラーメン屋にいる小学生の弟からのハガキに汚点(しみ)があり、
そのしみがどんどん大きくなってくる。

孤児院にいる兄は、
高校受験の年齢で、
奨学金を受けて全日制の高校に行くつもりでいる。
去年までは奨学金がなかったので、
去年までの先輩の嫉妬の標的になり、
暴力を受けている。

どうやら弟は母の借金の肩にラーメン屋に人質にとられ、
こき使われて暴力も受けているようだ。

そのことをハガキのしみから感じ、
兄は一大決心をする。
兄弟愛のある話です。
最後は希望が見えてくるような物語です。


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posted by: 本の虫 | 小説(作者あ行) | 08:07 | comments(0) | - |